鹿沼市上南摩町室瀬地区。山が両側から迫っているところにダムを建設する計画になっています。

あの赤白の板が満水になったときの水位。水がたまればの話ですが。ダムの高さは86.5メートルの予定。

のどかな田園風景を見せる室瀬地区ですが。

もしも南摩ダム建設を許せば、室瀬地区の風景はこのような風景に変貌するかもしれません。

室瀬地区の３世帯は今でも反対運動を続けています。

これを見てもダムを造る側は何とも思わないのでしょうか。

子どもたちはどのような思いでダム騒動を受けとめていたのでしょうか。

かつては室瀬地区全世帯が南摩ダム絶対反対室瀬協議会を組織していたのですが。

まだ間に合いますから。

室瀬橋上流は確かに国土交通省管理の１級河川ですが、１級河川が大河とは限りません。

ダムサイト下流（室瀬橋上流）でもこの程度の水量しかありません。（2004-12-25撮影）

堤体中心部ではこの程度の水量はかろうじてありますが。（2004-12-25撮影）

ちなみに夏でも水量に大差はありません。（2004-7-6撮影）

その約7００メートル上流では涸れ川となっています。（2004-12-25撮影）

同じくダムサイトから約7００メートル上流での涸れ川の様子。（2004-12-25撮影）

南摩川の川幅は、水位計のあるところ（粟沢入り口手前。ダムサイトから約８００メートル上流）で約１メートル。水位は水位計まで届きません。（2004-12-25撮影）

ちなみに夏でもこの程度の水量しかありません。ここに総貯水容量１億3000万m３のダムを建設する当初計画は、所詮無理があったのです。（2004-7-6撮影）

別の角度から撮影しました。水位計の長さは２メートルです。川幅はその約半分。（2004-12-25撮影）

水位計の上流も完全に涸れています（2004-12-25撮影）。

さっきの水位計の約３０メートル下流にも水位計が立っているのですが、皮肉にもここで川の流れは途絶えています。（2004-12-25撮影）

ダムサイトから約３キロメートル上流に梶又小学校があります。

日本の原風景のような小学校でしたが、住民の移転に伴い昨年廃校になりました。

梶又小学校の前でも南摩川は涸れていました。（2004-12-25撮影）

政治家や役人は、税金の無駄遣いが悪いっていうことが分からないようです。

同じ日の南摩川の東隣の荒井川の水量はこのくらい（象間橋上流。2004-12-25撮影）。

同じ日の大芦川の水量はこのくらい。（日野橋上流を2004-12-25撮影）。

水没予定地にはこのような看板が立っていますが。

あちこちに立っていますが。

捨て猫だらけ。

けっこう美形のネコちゃんもいます。

そんなうらめしそうな目で見なさんな。

子猫のうちに捨てられるのか若い猫が多い。

だれかがえさを運んでいるから生きていられる。

今のところゴミの不法投棄は見当たりませんが。

遺棄された村は不法投棄の絶好の場所として狙われます。

いろんな種類のゴミ投棄防止の立て札が立っています。

不法投棄には相当神経質にならざるを得ないようです。

南摩ダム水没予定地住民の移転先（西沢地区）。

上に同じ。

南摩ダム水没予定地住民の移転先（上南摩地区）。

南摩ダム水没予定地住民の移転先（上南摩地区）。

南摩ダム水没予定地住民の移転先（上南摩地区）。