世界まる見え!で9.11再現ビデオ

2009-04-02,2009-04-26修正

●世界まる見え!で9.11の再現ビデオを放映

2009-03-30の日本テレビ系「世界まる見え!アッと驚くゲバゲバ映像SP」で「911機内音声を発見衝撃の実話」を放映するというので、見てみましたが、不可解な点がいくつもありました。

ビデオの内容は、2001-09-11にニューヨークの世界貿易センタービルの1号棟(北棟)に突入したアメリカン航空11便の機内などの様子を再現したものでした。

5人のハイジャック犯がカッターナイフを隠し持っていたというのですが、「どうやって機内に持ち込んだのかは不明」だというのです。

さらには犯人らは、爆弾のようなものを持っていたという話もあったとのことですが、どうやって機内に持ち込んだのかについて全く説明がありません。こんなあやふやな話をテレビ放映するなんて無責任です。根拠を示さないで言えるのなら、「言った者勝ち」です。

カッターナイフ五つで76人の乗客と11人の乗務員を制圧できるものでしょうか。仮にできるとしましょう。そうだとしても、さすがに4機目は失敗したことになっていますが、2機目も3機目も同様の方法でハイジャックにまんまと成功したというのは、どう考えて話ができすぎてます。しかも航空会社が届け出た航路から大きく外れた旅客機がスクランブル(F16ジェット戦闘機による緊急迎撃)を受けずに、アメリカの政治と経済の中枢であるニューヨークやワシントンD.C.に近づくことなどできるはずがありません。

成澤宗男著「続9.11の謎」(金曜日)p70には、「(NORAD(北米航空宇宙防衛司令部)は)国土防衛の再重点地区を破られながら、なぜか責任者が何らかの処分を受けた形跡はない。それどころか、空軍出身のリチャード・マイヤーズ統合参謀本部副議長は翌月に早々と議長に昇進。NORADのラルフ・イーバハート最高司令官も、2002年10月に新設された「北方軍」(注=欧州軍、太平洋軍など全世界に五つある地域別統合軍の一つ)のトップに任命されている。」と書かれています。スクランブルをサボったことへのご褒美としての昇進ということでしょうか。

デヴィッド・レイ・グリフィン著「9.11事件は謀略か「21世紀の真珠湾攻撃」とブッシュ政権」(緑風出版)p60には、「厳格な階級制でコントロールされている日常の防衛システムをサボタージュするなど、米軍最高司令部の関与なし試みることは、もちろん想像することさえできないだろう。」、「飛行機をハイジャックして世界貿易センターに激突させる計画は、ブッシュ(大統領)、ラムズフェルド(国防長官)、マイヤーズ(統合参謀本部議長代理)によって承認された「警戒態勢解除」命令なしに成功できただろうか?」と書かれています。

純朴な鹿沼市の皆さんに訴えたいのは、アルカイダは「警戒態勢解除」命令を出すことはできないということです。

犯人らは、コクピットに入り、直ちに操縦士と副操縦士をナイフで殺害したそうですが、「どうやってコクピットに入ったのかは不明」だそうです。2001年当時、既に客室からコクピットには容易に入れないようになっていたと思います。Wikipediaのアメリカン航空11便テロ事件にも「なお、凶器を持ち込んだ方法や操縦室へ侵入した方法については現在も不明である。」と書かれています。肝心なことが不明なのです。

ときどき乗務員と管制塔との間の実際の録音とされるテープが流れますが、それが捏造テープではないという証拠は示されません。

実際の録音というのはかなりあやしいものです。ペンタゴンに突っ込んだとされるユナイテッド航空93便のコクピット・ボイス・レコーダーがザカリアス・ムサウイという人の裁判で証拠として提出されたそうです。ハイジャック犯が最後に「アッラーは偉大なり!」と叫ぶ声が録音されているそうですが、遺族らが2002年4月に聞いたときには、その部分は存在しなかったそうです(「続9.11の謎」p80)。遺族らは改ざんを疑っているそうです。

また、犯人らが機内放送のボタンと管制塔への通信ボタンを間違えて押したために、「我々は、ハイジャックした。静かにしていればお前たちは大丈夫だ。今から空港に引き返す。誰も動くな、何も問題ない。動けばお前たちの命も飛行機も危険にさらすことになる。大人しく座ってろ!」(Wikipediaから)という犯人の声が偶然管制塔に伝わったという話もできすぎのような気がします。

こんな怪しげなビデオでも真に受ける人は結構いるのでしょうね。 日本テレビは、2007-10-15に『911事件の謎』という題で、9.11にまつわる疑惑について放映したので、バランスをとったのかもしれません。

●「イスラエル軍 無人機を使用」(2009-04-26修正)

2009-03-31赤旗は、「英紙サンデー・タイムズ(電子版)は29日、イスラエル軍がスーダンで密輸武器を搭載した車列を空爆していたと報じられた問題について、空爆があったのは1月末と2月初めの2回で、無人機が使用されたと伝えました。」と報じました。

「無人機は衛星を通じて操作され、標的の上空に24時間とどまることが可能」だそうです。7年前でも無人機を思いどおりに飛ばす技術をアメリカやイスラエルは持っていたと思います。

9.11におけるユダヤ人の死者数に書いたように、 デイリー ルーツファインダーというサイトには「ちなみに遠隔操作で航空機をワールドトレードセンターに突入させられる技術を持った企業のCEOだったドーブ・ゼークハイムもCFRのメンバーでありユダヤ人だ。」と書かれています。

リチャード・コシミズ氏のサイトの ブッシュ政権のユダヤ人閣僚、ドーブ・ゼークハイムさん、あなたがモハメッド・ アッタの代わりにWTC攻撃を実行したんですか?CFRのユダヤ・ボスの指令で。のページには、次のように書かれています。(2009-04-26この段落追加)

ネット上では、WTC突入が遠隔操作による犯行ではなかったかと、長い間議論されてきました。航空機がハイジャック犯に乗っ取られた際に、機上のパイロットから操縦権を奪い、地上または空中から機を遠隔操作して、安全に空港に着陸させるという技術が存在します。その技術が、空港に着陸させる代わりに、WTCに突入するのに使われたのではないかという議論があるのです。
当初は、「まだ、そんな技術は開発されていない」と、必死に否定する人たちもいたのですが、アフガン戦争が始まってみたら、米軍の無人の偵察機や攻撃機が、遠隔操作でアフガン上空をビュンビュン飛び回ったわけで、否定派も何も言えなくなってしまいました。
そして、どうやら、真犯人は、ブッシュ大統領のすぐ近くにいたようです。
ブッシュ政権のユダヤ人が、遠隔操作技術の専門家なんですけど。 ブッシュ政権の前・国防次官、ドーブ・ゼークハイムは、例によってシオニスト・ユダヤ人ですが、政権入りする前には、システム・プランニング・コーポレーションなる企業のC.E.O.を務めていました。この会社の業務内容は、「既に飛行中の航空機の操縦権を乗っ取る技術の販売」だったのです。たとえば、商品のひとつのフライト・ターミネーション・システムの場合、ハイジャッカーをハイジャックして、機を安全に着陸させられます。同社の技術では、ひとつの地点から、同時に8機までの航空機を遠隔操縦できるとのことです。

2009-04-22読売にも「イスラエル軍/戦士ゼロ/目標/「無人兵器」次々投入」の見出しで次のように書かれています。(2009-04-26この段落追加)

イスラエルが無人機開発に着手したのは、中東戦争さなかの1970年代にさかのぼる。当時の人口は約300万人。総人口2億のアラブ諸国に対抗するため、兵力の損失回避は最大の課題だった。有人機より軽量で安価なうえ、数十時間の連続飛行が可能だ。

ユダヤ人が社長の会社の持つ無人機を遠隔操縦する技術を使えば、無人機をWTCに激突させることなど容易くできるわけで、9.11におけるユダヤ人の犠牲者がいないことを始めとする、イスラエルと9.11を結び付ける様々な状況証拠と合わせ考えると、イスラエルがその技術を使ったと疑われても仕方がないと思います。

(文責:事務局)
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