「鹿沼市水道事業変更認可申請書(第5次拡張変更)」の分析

2009-03-22

●鹿沼市水道計画を分析する

鹿沼市は2006年度に「鹿沼市水道事業変更認可申請書(第5次拡張変更)」を作成していました。2007年12月議会で議決を得て、国に申請書を提出し、2008年3月には厚生労働大臣から認可を受けました。

当協議会で「鹿沼市水道事業変更認可申請書(第5次拡張変更)」の内容を分析しましたので、ご覧ください。

「鹿沼市水道事業変更認可申請書(第5次拡張変更)」の分析(PDFファイル1.7MB)

以下は、上記分析からの抜粋です。

 鹿沼市は、将来の1日最大給水量を37,800m3/日と推計しましたが、一人当たりが使う水量が増加する要因が見当たらないので、総人口と給水人口を不当に多く推計し、負荷率を不当に小さく推計した結果です。

 鹿沼市上水道の2007年度の1日最大給水量は29,520m3/日であり、3万m3を切っています。将来増加傾向に転じるとは思えません。

 鹿沼市はこんな科学性も合理性もないデタラメな水需要予測を2,730万円もかけて行ったわけですが、市長も一般職員も調査会社も、そしてこれらを監視する義務のある監査委員も議員も、だれ一人として責任をとった者はいません。水道事業を監視する市民団体もおそらく当協議会だけというお寒い現状です。消費者団体も鹿沼市がどんな水道行政をやろうが関心がないようです。それが鹿沼市の現実です。
(文責:事務局)
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