先月下旬、鹿沼市長に次のとおり質問状を送付しました。
2009年5月22日鹿沼市長 佐 藤 信 様ダム反対鹿沼市民協議会会長 廣 田 義 一水問題に関する質問状
新緑の候、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
先日は申入書に対するご回答をいただきありがとうございました。
なお不明な点がありますので、以下の質問にお答えくださるようお願い申し上げます。
勝手ながら6月30日までにご回答くださるようお願いします。
1. 使う予定のない水利権をダムの建設負担金を支払って取得することは、もったいないと考えませんか。
2. 鹿沼市の2007年度の水需要(1日最大給水量)は、29,520m3/日でした。人口が減少し、節水機器が普及する中、今後鹿沼市の水需要(1日最大給水量)が37,800m3/日に極めて近くなることがどれくらいの確率で実現すると考えますか。
3. 29,520m3/日と37,800m3/日の差8,280m3/日は、近時の1人当たり給水量を前提とすると、給水人口何人分の水量ですか。
4. 上水道の給水区域は、今後具体的にどの地域を拡張する計画があるのですか。
5. 鹿沼市は思川開発事業計画に当初0.423m3/秒で参画していましたが、2006年に0.2m3/秒に減量しました。その理由を教えてください。
6. 鹿沼市地下水調査で定めた上水道の適正揚水量を超えて取水すると、どのような不都合が生ずるのですか。
7. 鹿沼市上水道では、2000年度以降も毎年度適正揚水量を超えて地下水を揚水していますが、そのことによってどのような弊害が生じたのですか。年度ごとに具体的に示してください。
8. 水道計画に市民が参加する検討組織として鹿沼市は懇談会を開催するとのことですが、審議会を開催しない理由を教えてください。
9. 鹿沼市の水需要予測は50,500m3/日(2010年度)から37,800m3/日(2017年度)に変わりました。25%も下方修正した理由を説明してください。
10. 市は、水需要予測を大幅に見誤り、50,500m3/日(2010年度)に合わせた水源を確保し、施設を整備しようとしていました。水需要予測を大幅に誤ったことについてだれがどのような責任をとったのですか。
11. 鹿沼市は、2010年度の水需要が50,500m3/日になると、広報かぬまで繰り返し広報してきました。その後予測値を37,800m3/日へと大幅に修正しました。広報で市民に周知した予測値が間違っていたのですから、広報で訂正するのが筋だと考えませんか。
12. 水需要予測は、科学的根拠に基づいて行うものですか。
13. 思川開発事業計画に関する鹿沼市の負担金15億8100万円はどのような根拠で算出されたのですか。
14. 市はこれまで国又は県に思川開発事業計画に関する負担金をいくら払ったのですか。
15. 思川開発事業計画に関する負担金はどこに対して支払うのですか。
16. 思川開発事業計画に関する負担金は、元利合計でいくら払うことになるのですか。
17. 鹿沼市分の水利権を取得する団体は県ですか、鹿沼市ですか。
18. ダム事業に参画することによって、水道料金がどれだけ値上げになるのですか。
19. 思川開発事業は子孫に恥ずべき負の遺産ではないと胸を張って言えますか。
20. 思川開発事業が完成することによって、南摩川の流量は増えるのですか。
21. 上水道事業で2000年度以降、減圧給水をしたのですか。したとすればいつですか。しなかったとすれば、なぜしなかったのですか。
22. 鹿沼市は大芦川の自流について水利権を取得しているのですか。
23. 水道用の地下水源を保全するために鹿沼市は今後どのような努力をするのですか。
24. 思川開発事業の導水事業によって、板荷地区や加蘇地区の地下水や沢水が枯渇する等の影響が出ないようにするには、どのような構造や施工方法があるのか教えてください。
25. 黒川と大芦川から南摩ダムに導水されることによって、上水道や簡易水道の水源井戸にどの程度の影響があると考えているのですか。根拠も含めて教えてください。
26. 2000年度以降市民に節水を呼びかけましたか。呼びかけたとすればいつ、どのようにして呼びかけましたか。呼びかけていないとすれば、理由を教えてください。
27. 今後市民に対して節水の呼びかけをするのですか。具体的な予定があれば教えてください。
[お問い合わせ先・回答先]
(ここでは省略)