栃木県は、八ツ場ダムの治水関係の負担金として10億4000万円を支払うことになっています。
その理由は、栃木県の足利市と佐野市と栃木市(旧藤岡町)のそれぞれ一部が八ツ場ダムから「著しく利益を受ける」(河川法第63条)からだと国は説明します。
では、これらの市がどのような利益を受けると考えているのか、当事者の市長に質問してみようということで、当協議会が公開質問状を出しました。
質問状は、9月19日に会員が各市の秘書課や秘書室に手渡しで届けました。
回答期限は、10月12日とさせていただきました。
質問文は、以下のPDFファイルのとおりです。
足利市長への質問(PFDファイル47KB)
栃木市長への質問(PDFファイル47KB)
佐野市長への質問(PDFファイル47KB)
●足利市長への質問
例えば、足利市長への質問事項は以下のとおりです。
八ツ場ダムに関する質問
1.足利市域の一部が八ツ場ダムによる受益地として想定されていることをご存知ですか。
2.これまで利根川本川からの氾濫水によって足利市域が浸水したことがありますか。
3.前の問で「ある」とお答えになった場合、いつ、どこで、どのような浸水被害があったか、また、根拠となる文献を教えてください。
4.今後、八ツ場ダムがない場合、足利市域が利根川本川からの氾濫水によって浸水することがあると考えますか。
5.前の問で「あると考える」とお答えになった場合、どの程度の確率で、どこの地区がどの程度の被害で浸水することがあると考えますか。
6.八ツ場ダムによって足利市はどのような恩恵を受けると考えますか。
7.八ツ場ダムの建設に賛成ですか。理由もお答えください。
8.貴職は、下野新聞社が2009年10月11日に公表したアンケートで八ツ場ダム事業の中止に「賛成」と答えられました。その理由を教えてください。
以上