イスラエルは、2008年12月27日から2009年1月17日までパレスチナのガザ地区を攻撃し、1417人のパレスチナ人を虐殺しました。負傷者は約5500人に上ります。自分の生活とは直接関係ないと思っていましたが、私たちはイスラエルによるパレスチナ人の虐殺に手を貸しているということが最近分かりました。
2009-01-23週刊金曜日でも紹介されていましたが、パレスチナ情報センターというサイトがあります。そこにイスラエル支援企業リストというページがあります。
私たちが例えばコカ・コーラ社の製品を買うと、同社がその利益でイスラエルを支援し、パレスチナ人への虐待に拍車をかけるという構造があります。パレスチナ人を虐殺させないためには、イスラエルを支援する企業に支援をやめてもらう必要があります。
そこで私は、ネスカフェ、ハーゲンダッツアイスクリーム、爽健美茶を買うのをやめました。
スターバックス、マクドナルド、インテル、マイクロソフト、IBM、ディズニー、ダノン、ロレアル、ジョンソン&ジョンソンもイスラエル支援企業のようです。
●「どっちもどっち」ではない(2009-05-17追記)
ガザ攻撃に関する岡真理氏(京都大学大学院准教授)の談話が2009-01-23週刊金曜日P22に次のように載っています。
それが許すまじき人道に対する犯罪であることが問われずに、「テロと報復の応酬」だとか「暴力の連鎖」などと「どっちもどっち」であるかのように報道されてしまい、ねじ曲げられてしまう。
本質を突いていると思います。
続いて岡氏は、次のように言います。
今回の虐殺の特徴は、世界注視のなかで隠しもせずに何週間にもわたって繰り広げられている「公然性」と「継続性」にあります。1000人以上の犠牲者が出ても、さらに攻撃をエスカレートさせました。
このような「公然性」と「継続性」は、私たちすべてを共犯にせざるをえません。「痛ましい」と思っても、「否!」という声をあげない限り事態を黙認することになる。そして今必要なのは、とにかくあらゆる手段を使って世界中から「封鎖を止めろ!占領を止めろ」と言い続けることです。
要するに、私たちが何もしなかったら、イスラエルと共犯になってしまうということです。
●イスラエル人はパレスチナ人を人間と見ていない(2009-05-17追記)
2009-03-27赤旗に次のように書かれています。
パレスチナのガザ地区攻撃に参加したイスラエル軍兵士が、パレスチナ人の妊婦や子どもを標的にした図柄など、過激なTシャツを着用していることが大きな問題となっています。
Tシャツの一つには、狙撃銃の照準望遠鏡に映ったパレスチナ人の妊婦が描かれ、下に「1発で2人射殺」との文字が書かれています。1発の弾丸で母親とおなかの中の子どもを殺すことができるという意味です。
イスラエル・バル・イラン大学のオルナ・サッソン・レヴィ教授は「パレスチナ人を人間と見ない驚くべき傾向の反映」と指摘しているそうです。