変節

2010-06-18

年を取ると大抵のことには驚かなくなりますが、総理大臣の変節ぶりには驚くしかありません。

2010-06-16赤旗は、「「撤退論」だった 海兵隊 /いま「抑止力」/菅首相 この落差」の見出しで菅直人首相の変節ぶりを報じています。

記事は、「首相になる前となってからの発言がこれだけ落差のある政治家もいません。」と嘆きます。

菅氏は、「海兵隊は即座に米国内に戻ってもらっていい。民主党が政権を取れば、しっかりと米国に提示することを約束する」(2001年7月21日、那覇市での演説)と言っていたのに、首相就任後は、「(普天間基地の辺野古「移設」を明記した)先般の(日米)合意を踏まえ、しっかりと取り組んでいきたい」(2010年6月6日のオバマ大統領との電話会談)と言ったというのです。菅首相は、韓国の哨戒艦沈没事件などの「最近の朝鮮半島の情勢」を開き直りの口実にしていますが、海兵隊は即座に米国内に戻ってもらっていいと言っていた「当時から不審船や弾道ミサイル発射など「北朝鮮の軍事的脅威は無視できない」(『GENDAI』02年9月号)としており、それが前提の議論でした。」から、以前とは状況が変わったという主張は、言い訳になりません。

人間というものは、こうまで変われるものなのでしょうか。政治不信が生まれて当然でしょう。

とにかく、上記記事をお読みください。

(文責:事務局)
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