玉木の言う検証は「結論ありき」だ

2025-06-24

●日本共産党も人口減少に協力していたではないか

本題に入る前に一言。

2025年6月10日付けの赤旗1面のコラムによれば、田村智子委員長が「人口減少をもたらした政治にものすごい怒りをもっている」と語ったようです。

また、2024年の死亡数は過去最多の160万人超となったことも書かれています。

ちょっと待ってください。

年間死亡数が160万人を超えても超過死亡(新型コロナ感染症だけでは説明がつかない)は生じていないという見解を変えないのでしょうか。

コロナワクチンを推奨し、もっと打て、どんどん打て、ワクチンが足りないぞ、と言って「人口減少をもたらした政治」に手を貸してきたのが立憲民主党や日本共産党だと思います。

政府の人口減少政策に協力しておきながら、「人口減少をもたらした政治にものすごい怒りをもっている」とは理解できません。

田村の怒りは誰に向けたものでしょうか。

●玉木がコロナ禍の検証を提唱している

ここから本題です。

国民民主党の玉木雄一郎代表がコロナ禍の検証を提唱しているようです。

根拠は、下記の資料です。

国民民主党・玉木代表会見 「亡くなることもあるのがワクチン。ワクチン行政がダメなのではない」

【LIVE配信】国民民主党・玉木代表会見 2025年6月3日(火)10時30分〜

一見よいことを言っているようですが、だましだと思います。

発言内容を引用します。会見動画の34:00あたりからです。

「(コロナについて)大切なのは検証すること」

「パンデミックは忘れ去られたように思っていますけど、同じようなことが数年おきにこれから必ず起こると思います。」

「国会に検証組織を設けて、・・・コロナ禍を検証して後世に引き継いでいくような組織を絶対つくるべき」

「法案を今国会に出したい。」

「ワクチンについていろんなことが言われます。」

「ワクチンは副作用もあるし、亡くなることがあるのも、それがワクチンなんです。」

「現に非常に残念なケースが発生していることも事実。それがイコールワクチン行政はダメかっていうと、そうでもないし、その辺をしっかり検証していくってことが大切で、何かその検証がないからこそですね、陰謀論のようなものが飛び交って、次のワクチン行政とか医療行政にマイナスを残してはいかんと思いますから、ちゃんとこれ検証していくことが必要だと思います」

●「同じようなことが数年おきにこれから必ず起こる」となぜ分かるのか

玉木は、「同じようなことが数年おきにこれから必ず起こる」と言いますが、なぜそのことが分かるのでしょうか。

ウイルスをばらまいている人たちと親しいのですか、という質問を浴びると思います。

下記のとおり、玉木の本性はグローバリストであるという説があります。

説得力のある説なので是非参照ください。

金子吉友氏 「玉木雄一郎氏の本性はグローバリストでした」 

●ワクチンが玉木の関心事

玉木は、「ワクチンについていろんなことが言われます。」と言います。

コロナ対策では、ロックダウンやそのための補償なども問題になりましたが、玉木の関心はそこではなく、ワクチンにあると白状していると思います。

コロナ禍を大きな問題でしたが、玉木は、どうしてもワクチンについては検証をしておくことが必要だったということです。

●ワクチンで死んでも問題ないと言っている

玉木は、「ワクチンは副作用もあるし、亡くなることがあるのも、それがワクチンなんです。」と言います。

ワクチンで死人が出るのは当然の話であり、別に問題はないと言いたいのだと思います。

「亡くなることがあるのも」の次に言いかけて飲み込んだ言葉は、「当然です。」だったはずです。

国民民主党の幹事長は、「当然」という言葉を使っています。

玉木は、1000人死んでも当然だと言うのでしょうか。

定性的には正しいとしても、問題は被害者の数です。

玉木は、コロナワクチンでどんなに少なくとも1000人以上の死者が出ていることを承知の上で問題ないと言っているのでしょうから、政治家の資格がないと思います。

「現に非常に残念なケースが発生していることも事実。」と言っているのですから、数を知らないとは思えません。

2025年4月までに1000人以上の死亡が認定されていることを知らないとしたら、それはそれで事実を認識する能力が極めて低く、やはり政治家の資格はないと思います。

●結論ありきの検証を提唱している

玉木は、「それがイコールワクチン行政はダメかっていうと、そうでもないし、その辺をしっかり検証していくってことが大切で」と言います。

支離滅裂です。

なんで、検証をする前から「ワクチン行政はダメかっていうと、そうでもない」と言えるのでしょうか。(なぜ記者はこの質問をしないのでしょうか。)

ワクチン行政はダメではないという予断をもって検証をするつもりだと宣言しているわけです。

そんな茶番の検証に税金を使うべきでないことは明らかです。

●玉木のねらいは明確だ

玉木は、「検証がないからこそですね、陰謀論のようなものが飛び交って」と言います。

コロナに関する玉木の発言の最重要部分はここでしょう。

そもそも「陰謀論」とはどういう意味で使われているのでしょうか。

「ワクチン行政はダメかっていうと、そうでもない」と言っているのですから、文脈から考えて、ワクチンの有効性や安全性に疑問を呈する意見(いわゆる「反ワク」)を指すことは明らかです。

玉木は、「陰謀論のようなものが飛び交って」はダメだと言いたいのですが、ワクチン接種から4年経って、反ワクの主張が正しかったことが続々と証明されています。

新型コロナワクチン行政の先頭に立っていた尾身茂が2025年6月8日読売テレビ「そこまで言って委員会N P」という番組において、「感染防止効果、感染を防ぐ効果は残念ながらあまりないワクチンです」、「我々もがっかりしました」と言うようになりました。

この発言は、反ワクチンコンテンツであり、YouTubeが2021年9月29日に発表した削除基準に該当し、当時は容赦なく削除されまくった発言です。

なので、尾身の上記発言は、玉木の言う「陰謀論のようなもの」に該当するはずですが、YouTubeで引用されて、議論されても、削除されなくなりました。

YouTubeも削除基準を変えたと思います。

そして、尾見の上記発言が飛び交っても一般市民が困ることは何もないはずです。

困るのは、ワクチン推進勢力だけです。

玉木がどちらの立場に立っているかは明らかです。

証拠があります。

玉木のxでの投稿(2025年1月21日)です。冒頭の阿修羅記事のコメント欄で紹介されています。

投稿文を引用します。

ファイザーのExecutive Vice Presidentのアレキサンドラ・デ・ジャメイさんとも懇談。日本の中間年改定の廃止にも話題が及び、とにかく薬価を下げ続ける今の仕組みでは、薬の安定供給もイノベーションも阻害される、新たな仕組みづくりを模索したいので海外の好事例やエビデンスをもらえないかと依頼。

下図は、玉木の投稿のスクショです。 玉木ファイザー

製薬企業に適度に儲けてもらわないと医療が成り立たないという趣旨ならそのとおりであり、異論を唱える人はいないでしょうが、だからといって、有効性と安全性に問題のあるワクチンを売って儲けることが許されるものではありません。

玉木は、コロナワクチンの有効性と安全性に関する事実を直視していないと思われ、そこが問題です。

玉木にとって、現状の何が不都合かというと、現状、ネット空間でコロナワクチンについて検証しているのは、反ワクの人たちばかりであり、その正しさが証明されてきていることでしょう。(マスコミではワ クチンに疑問を持つことはタブーのようであり、報道されませんが。)

だから現状を放置すると、反ワク側の検証が正しいという認識が、少なくともネット空間では常識化し、今後ワクチンは危険だという認識が広がってしまいます。

だから、ワクチン行政を今後も続けるためには、御用学者と議員の多数決を使って、公的に反ワクを叩き潰しておくことが必要だというわけです。

そうなれば、製薬企業のワクチン開発への投資が無駄になり、製薬企業は莫大な利益を失います。

したがって、製薬企業は、その利益を擁護するために働く政党や政治家を支援するという流れになります。

問題は、その流れを断ち切ろうとしない有権者の意識です。

おそらく有権者も多くはいわゆる「ワクチン信者」であり、ワクチンによって生命と健康を守ってもらいたいと思っているのでしょう。

テレビや新聞が操られているとは思わない人たちが洗脳されて「ワクチン信者」になることは当然です。

問題の根本は、ワクチン信者になる前にマスコミ信者になってしまうことです。

マスコミは大衆を洗脳するための道具であるという本質は、戦前から変わっていないと思います。

しんぶん赤旗だって、ワクチンの危険性のような、本当に知らせるべきことは、陰謀論扱いして書きません。

●カンザス州がファイザーを提訴した

に本の主流マスメディアは報じていないと思いますが、2024年6月20日付けのワシントンタイムスジャパンの記事によれば、カンザス州はファイザーを提訴しました。

カンザス州のクリス・コバック司法長官は、ファイザーは、同社の新型コロナワクチンが「心筋炎や心膜炎、不妊、死亡」などの問題を引き起こす可能性があることを知りながら、その情報を隠ぺいしていたと主張しています。

nextir35の気になる株ブログというサイトの「薬害事件、違反を繰り返すファイザー社の裁判の歴史」というページが挙げているように、不都合な事実を隠ぺいするなど不正な手段を用いて数々の薬害事件を起こしています。

命よりも金もうけを優先する方針の表れと見るべきです。

そんな企業の役員と写真をとり、得意げにSNSにアップするなど、まともな政治家のすることとは思えません。

●玉木はワクチン推進派からも批判されている

ちなみに、上記阿修羅記事のコメント欄によれば、玉木は、ワクチン推進派からも批判されています。

音良林太郎という人は、玉木の上記発言について次のように言います。

https://x.com/Otola_ryntaro/status/1931495547879510377

ああ、これは悲しいですね。玉木さんは新型コロナウイルスのワクチンについて川田議員や原口議員と同じような考えを持っているということですね。
科学的根拠に基づけば、コロナワクチンの安全性はすでに確立して、議論の余地はほとんどない。あとは科学を超越した感情の問題。

日本政府はコロナ対策に(増税なしで)100兆円も使ったというのですから、費用対効果を検証するのは当然だと思われるのですが、検証されると困る人たちがいるようです。

ちなみに、ワクチンを打たれた人たちが、「感情の問題」が原因で何十万人も、政府が渋々認めただけでも1000人も死にますかね。

少なくとも1000人超の死者が出てもなお、「科学的根拠に基づけば、コロナワクチンの安全性はすでに確立して、議論の余地はほとんどない。」と、音良は、遺族の前で言えるのでしょうか。

音良は、ワクチン被害者の会の人たちに連絡して、真摯に話を聞いたらいいと思います。

音良は、次のように言います。

確かにリスクはあり、特に心筋症などでは亡くなる方がでてもおかしくはない。だが、これはコロナワクチンの科学的安全性を毀損しないことをまずは理解・強調しなくてはいけないのです。科学的根拠に基づくというならば、安全性を議論する根拠となる科学的根拠を示していただきたい。

ワクチン推進派は、副作用(あえてそう書きます。ワクチンについてのみ「副反応」を使うのは被害の矮小化であり、欺瞞です。)で有害事象が出ることを語る場合に、定性的にのみ語り、定量的な議論を避けるのが常です。

1000人超が死んだと定量的に言うと、「それって問題でしょ」と突っ込まれることが分かっているので、数字を出さないのだと思います。

1種類のワクチンで1000人の死者が出た例はありません。

副作用の大きいワクチンは承認されてはいけないという常識が音良には欠けていると思います。

音良は、「安全性を議論する根拠となる科学的根拠を示していただきたい。」と言いますが、少なくとも1000人超が死亡している事実があるのですから、「安全性を議論する根拠となる科学的根拠」を改めて示すまでもありません。

従来のワクチンは、死者が2、3人出ただけで接種を中止したと言われています。

音良は、一体何人死んだらコロナワクチンの安全性に問題があるという認識なのかを示すべきです。

また、「だが、これはコロナワクチンの科学的安全性を毀損しないことをまずは理解・強調しなくてはいけないのです。」という言い方も、科学を放棄した言い方です。

有害事象の数を問題にしないことの不当性はさておくとしても、承認された薬剤はすでに安全性が証明されており議論の余地がないという前提で演繹的な議論をしており、非科学的な議論であることは明らかです。

承認された薬剤が安全なら薬害が起きるはずがありません。

それとも音良は、これまでに薬害はなかったという認識なのでしょうか。

音良は、「コロナワクチンの科学的安全性を毀損しないことをまずは理解・強調しなくてはいけない」と言いますが、少なくとも1000人超の死者が出ているのですから、「コロナワクチンの科学的安全性」は十分に「毀損」されているのであり、音良は、この事実を認識すべきです。

とにかく、音良は、玉木がコロナ禍の検証を言いだしたから原口一博や川田龍平と同じような考えになったのかと言いますが、誤解です。

玉木は、ワクチン行政は正しかったという結論をもって検証すべきだと言っているのですから、国会が検証をしても、検証の中身は多数派によってコントロールされるのであり、音良が恐れるような事態になるはずがありません。

(文責:事務局)
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