今朝の新聞折り込みに「自由民主号外西川公也特集号」が入っていました。裏面には、「西川こうや代議士・活動の軌跡(鹿沼・西方地区)」として西川代議士の功績が書かれています。
その中に「非常時には飲料水にも利用できる大規模防火水槽の整備」の項目があり、「総務省(消防庁)補助事業に採択、鹿沼東中学校に整備完了。」と書かれています。
東中学校に整備された飲料水兼用耐震性防火水槽は、西川議員の手柄だというわけです。消防本部にも整備されていますが、こちらは西川議員の手柄ではないのでしょうか。
●芳田議員の手柄ではないのか
過去記事「飲料水兼用耐震性防火水槽整備の予算がついた 」に書いたように、芳田利雄市議会議員(日本共産党)は、2003年12月8日と2004年3月12日の2回にわたり、市議会で 飲料水兼用耐震性防火水槽の整備を要求しており、2006年度に予算がつき、実際に整備されるに至ったのですから、芳田議員としては、自分の手柄だと言いたいと思います。
ところが西川議員は、自分の手柄だと言っているわけです。どちらの手柄なのかと言えば、両方の手柄なのでしょう。
西川議員は国政のレベルでがんばったし、芳田議員は市政のレベルでがんばったということでしょう。
自民党と共産党と言えば、ほとんどの場面で対立していましたが、意外なところで完全に政策が一致していました。芳田議員と西川議員が相談して協力したとは思えませんが、優れた政治家は政策が偶然にも一致するということでしょうか。
ちなみに、「飲料水兼用耐震性防火水槽整備の予算がついた 」に書いたように、飲料水兼用耐震性防火水槽の整備については、代替手段として、井戸の所有者から災害時に井戸水を提供してもらう約束を取り付けるとか緊急用自転車型造水機というあまりカネのかからない方法があります。しかし、鹿沼市はそれらの代替手段と比較検討して飲料水兼用耐震性防火水槽の費用対効果を検証していないと思います。