WTC7の爆破がフライング報道されていた

2007-07-08

●9.11に関する記事に反論が来た

2007年1月以降、当サイトで9.11に関するWikipediaは非科学的という記事を載せたところ、5月24日に管理人あてに次のような電子メールが届きました。

はじめまして
鹿沼のダム(ダム反対鹿沼市民協議会のサイト)の "9.11に関するWikipediaは非科学的"
について次のページに批判文書を掲載しましたのでお知らせします。
http://www11.ocn.ne.jp/~nbbk/911/kanuma.html
当方は、必ずしもダム反対に批判的な立場ではありません。これ以外の ページは詳しく読んでいませんのでなんともいえませんが、"9.11に関す るWikipediaは非科学的" はダム反対の立場の団体のサイトに掲載する文 書としてはふさわしくないと思います。
ファイルは転送済みですが、まだindexにリンクを貼ってありません。
つまり、お知らせした方のみアクセス可能な状態です。6月はじめに公 開予定です。ご連絡があり考慮できる点があれば考慮するつもりです。
2007/05/24
msq (HN)

●反論は掲載されなかった

反論をよこしたのは、ボーイングの行方というサイトの作者(以下"msqさん"と呼びます)のようです。

当サイトで「ツインタワーの崩壊に関して、「早い時期に、新聞などで、ビルがパイプ構造で、熱で鉄鋼の強度が落ちて、衝突現場から下に向かって連鎖的に崩壊が広がったという解説(※5)があり、これは大体理屈に合った説明です」と(msqさんが)書いています。しかし、「熱で鉄鋼の強度が落ち」たと言うなら、ビル内でどの程度の熱が発生して、鉄鋼がどの程度強度が落ちたのかが分からなければ、科学的に結論を導いたとは言えません。作者が(※5)で示しているサイトを見ても、熱と鉄鋼の強度の関係は書かれていません。」と書いたことが気に入らなかったようです。

上記http://www11.ocn.ne.jp/~nbbk/911/kanuma.htmlというURLにおそらくA4で10ページ以上の文章が掲載されていました。内容は、ほとんど揚げ足取りで、問題の本質を外していました。

msqさんが「批判文書」を6月初旬に掲載してくれると言うので待っていたのですが、よもや自説の誤りに気づいたせいではないでしょうが、なぜか掲載されていません。ですから、上記URLは開けません。私も保存していませんでしたので、今ではmsqさんが当サイトに対しどのような批判をしたのか、本人以外だれも分かりません。斜め読みした私の記憶の隅にあるだけです。

●メールの趣旨はなんだったのか

msqさんは、「"9.11に関するWikipediaは非科学的" はダム反対の立場の団体のサイトに掲載する文書としてはふさわしくないと思います」と書きますが、余計なお世話です。

msqさんは、「ご連絡があり考慮できる点があれば考慮するつもりです」とも書いています。どういう意味でしょうか。当サイトで9.11に関する記事を削除すれば、反論文の掲載をしないでやるという意味でしょう。

msqさんは、9.11に関する陰謀説、自作自演説が9.11にあまり関心のない人(ダム関係者など)にまで広まるのを恐れていると思います。なぜ恐れるのでしょうか。msqさんとはどういう立場の人なのでしょうか。

●msqさんとは何者か(07-11-16訂正)

☆牧村しのぶのBlog☆では、msqさんを「公安かCIAのスパイだ」と書いています。そして、msqさんの任務は、「自分では調べたりする余裕のない他の(ROM)メンバーが9/11の真実に目覚めないように誤誘導すること」だと牧村さんは書きます。(牧村さんが書いたというのは誤りで、千早という人のメールを牧村さんが転載していたものです。07-11-16訂正)

同感です。別に仕事を持っている人には、小さなサイトの揚げ足取りを丁寧にしている暇はないはずです。普通の人がアメリカ政府の公式見解をムキになって擁護しても、得られるものは何もないはずです。

●WTC7の爆破をBBCがフライング報道していた

本題ですが、2001年9月11日に世界貿易センタービルの7号棟(通称WTC7)が爆破(映像からは、「崩壊」、「崩落」、「倒壊」よりも「爆破」と呼ぶのがふさわしいと思います)される20分以上も前に、BBCが同ビルが「崩落しました」と報道していたことをご存知でしょうか。2007年2月ごろからインターネットの世界では大問題になっています。アメリカ政府公式見解の最大の弱点は、ツインタワーと違って、飛行機が衝突していないWTC7がなぜ崩壊したのかを説明できない点であり、その上BBCとCNNがフライング報道をしたために、現在では"wtc7"でGoogle検索すると614,000件もヒットします。

フライング報道については、 きくちゆみのブログとポッドキャストヒロさん日記が分かりやすいと思いますのでご参照ください。これらを読むと、だれかが意図的にWTC7を爆破し、そのライブ映像をテレビ局に放送させようとして、テレビ局に通知したが、爆破の時刻が予定より20分以上遅れたために、まだ存在するビルを崩落したと報道してしまったと考える人がインターネットの世界では大多数です。

●主要メディアとは何か

ところが、msqさんは「WTC7の倒壊をBBCが事前に知っていて、倒壊の23分前にニュースで流してしまったという怪情報」を「デタラメ情報」(「[AML 12249] 【9.11関連】WTC7の倒壊を事前に知っていたBBC ?」と題するページ(リンクできませんでした)で)と書いています。

msqさんの挙げる根拠のおかしさについては、ほかのサイトで指摘していますので、ここでは繰り返しません。

msqさんは、「その疑いを受けそうなビデオを、BBCは今でも公開していること。主流メディアが疑惑の目を向けていないこと。」が上記フライング報道が取るに足らぬ誤報にすぎないと考えるべきことの理由になると言います。どなたかに教えていただきたいのですが、BBCのホームページのどこをクリックすれば例のフライング報道のビデオを見られるのでしょうか。BBCはそのビデオを紛失したと言っているという説もあり、それが正しいとすれば公開できないと思います。

また、msqさんの言う「主流メディア」って何を指すのでしょうか。 リチャード・コシミズ氏(その主張は、Here There and Everywhereというサイトで分かります)によれば、NBC、AP、ウォールストリートジャーナルもABC、CBS、ロイター、ニューヨークタイムズ、ワシントンポスト、ニューズウイークもユダヤ系資本の支配下にあるとのことです。陰謀説の中の一説は、9.11はユダヤ系資本と結びついたアメリカ政府の自作自演であると言っていますから、その説によれば、主流メディアはBBCなどのフライング報道に疑惑の目を向けないと思います。

アメリカ政府は、ベトナム戦争以降メディア支配を強めたことは周知の事実です。今のところインターネットでは比較的自由な議論ができますが、「いつ規制されてもおかしくはない」(「暴かれた9.11疑惑の真相」(扶桑社)p145)とベンジャミン・フルフォード氏は言います。「いまや政府のコントロール下にあるテレビや新聞では、真実をつかめない」(p151)とも書いています。安倍晋三、中川秀直等の政治家が統一協会の集会に祝電を送る理由などは、主流メディアを視聴していても永遠に分からないと思います。

日本のメディアでは、9.11陰謀説をタブーとしないのは「週刊金曜日」くらいでしょう。(テレビ朝日が陰謀論を申し訳程度にしろ、報道したことは評価します。)「赤旗」までが陰謀論をタブー視しているのが不思議であることは他のページに書いたとおりです。

日本のメディアは、外国人に支配されているのでしょうか。朝日新聞2007-10-17に株式会社テレビ朝日の「外国人等の議決権に占める割合の公告」が掲載されています。2007年9月30日現在、「外国人等(電波法第5条第1項第1号から第3号までに掲げる者又は同条第4項第3号ロに掲げる者)の有する議決権総数の当社の議決権総数に占める割合は、15.45パーセントとなっております」と書かれています。15%って結構大きい数字だと思います。テレビ朝日は、番組編成に当たってユダヤ系金融資本を配慮せざるを得ないのではないでしょうか。2006年10月にテレビ朝日は、9.11疑惑を題材とした番組を放送したのですが、コメンテーターは、黒鉄ヒロシ氏と青山繁晴氏でどちらも自作自演説を否定し、公式見解に疑問を抱くコメンテーターは用意されていませんでした。ちなみに青山氏は、テレビ朝日の「ビートたけしのTVタックル」、「朝まで生テレビ」でも重用されています。彼は、株式会社 独立総合研究所の社長であり、その社是は、「完全なる公平・客観の立場から、企業、社会、祖国、世界に寄与する調査研究を行う。」とのことですが、彼の立場が「完全なる公平・客観」とは思えませんし、そもそも「完全なる公平・客観の立場」というものがあり得るとも思えません。(この段落2007-10-18に追記)

msqさんが「主流メディアが疑惑の目を向けていない」から問題ないという発想をするなら、主流メディアが報道する問題だけを議論していればいいのではないでしょうか。なぜインターネットの世界に入ってきて、陰謀説たたきをしているのでしょうか。インターネットでしか語られない真実があることを認めるからではないでしょうか。msqさんが「主流メディアが疑惑の目を向けていない」ことは問題ないと言いながら、インターネットの世界に入り込んでくるのは、「インターネットでしか語られない真実」を潰すことが仕事だからとしか思えません。

●公式見解は分が悪い

陰謀論にもおかしな点はありますが、公式見解は疑惑だらけで、分が悪いと思います。

WTC7については、とにかく爆破の映像("WTC7.net"のサイトから)を見てください。整然と前後左右同時に垂直に崩落しています。火災で崩落したなら、どちらかに傾いて倒れるのが自然ではないでしょうか。火災で崩壊したビルが2棟だけあるようですが、コンクリートが粉になって地上に積もった例があったとは思えません。とにかくWTC7が火災によって崩壊したのか、ビデオを見てご自分で判断してください。

WTC2については、YouTubeで9/11 - Mysterious Flash Occuring During Plane Impactというビデオが見れます。激突した飛行機がボーイング767でないことを証明していると思います。

状況証拠も十分です。

1999年に北米防空司令部(NORAD)はWTCとペンタゴンに航空機が激突するという想定での軍事演習を行っていました(前掲書p87)。

2000年9月、ネオコンの有力者が発起人となっているアメリカ新世紀プロジェクト(PNAC)という政策シンクタンクが「アメリカの国防再建」という論文を発表しています。そこには、湾岸地域での米軍のプレゼンスが必要で、そのためには「ニュー・パールハーバー」が必要だと書かれています(前掲書p148)。

アメリカは、過去にも自作自演の事件を起こしたり、計画したりしています。(ベンジャミン・フルフォード著「9.11テロ捏造」(徳間書店)p85以下)。今回だけがでっち上げでないとする説は分が悪いと思います。
○1962年3月に国防相に提示された「ノースウッズ作戦」(実行されませんでしたが)。キューバに対する戦争を支持させるため。
○1898年2月15日のメイン号事件。キューバ、フィリピン、グアム、プエルトリコを植民地支配していたスペインに戦争を仕掛けるため。
○1964年8月4日のトンキン湾事件。ベトナム戦争を仕掛けるため。
○1941年12月8日のパールハーバー奇襲攻撃も自作自演に近いとする説が有力です。(Wikipediaは、「現時点でアメリカが真珠湾攻撃を事前察知していたという憶測を証明する資料は存在しない」と決めつけていますが、 http://www.marino.ne.jp/~rendaico/daitoasenso/tainitisenryaku_perl.htmというサイトでは、ロバート・B・スティネット著、『Day of Deceit』(フリープレス刊)では、「ルーズベルトとその最高顧問たちが真珠湾攻撃の前に日本の戦艦がハワイに向かっていると知っていたことを示す、確固たる証拠を提示している」と書かれています。)

●陰謀がばれたらどうするのか

アメリカの支配層は、9.11陰謀説をインターネットをやらないような人を含めて、世界中の大多数の人々が支持するようになったらどうするのでしょうか。

リチャード・コシミズ氏によれば、そんなことを忘れさせるようなもっと大きな事件を9.11の首謀者たちは引き起こすだろうと言っています。

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