9.11に触れると言論弾圧を受ける(その1)

2007-12-26,2008-08-08追記,2008-08-11追記,2008-08-12追記

このページは、異常に長いのでご注意ください。異常への対処ですので、ご容赦ください。

●カッターナイフでハイジャックできるのか

07-12-20のテレビ番組「モクスペ」(日本テレビ)でブラジルの予言者ジュセリーノ・ノーブレガ・ダ・ルース氏がいわゆる"9.11"を1989年に予言していたという話を放送していました。彼の見た夢の再現ビデオは、(おそらくWTC1(世界貿易センタービル1号棟)に衝突した 旅客機の)機内でカッターナイフを持ったアラブ人と思しき二人のハイジャック犯が機長らを脅してWTCの近くまで操縦させてから、自動操縦を解除させた後、機長らの首を切り殺害した後、自ら操縦桿を握り、タワーに激突させたという筋でした。

Wikipediaの「アメリカ同時多発テロ事件」には、「彼らは操縦室を乗っ取り、自ら操縦桿を握り、2機をニューヨーク・マンハッタンへ、残りの2機をワシントンD.C.へ向かわせた。」と書かれており、最初から操縦室を乗っ取ったとされています。(2008-08-08追記)

ジュセリーノ氏の夢はアメリカ政府の筋書きとどこまで同じなのか知りませんが、9.11が自作自演ではないことを証明してくれたようなものですから、アメリカ政府にとってありがたい映像だと思います。

しかし一方で、カッターナイフでやすやすと旅客機をハイジャックしたものの、ボーイングの自動操縦の解除の仕方も知らないようなハイジャック犯が、ハイジャックした旅客機を米空軍のスクランブルも受けずに、まんまとタワーに正確に命中させることができる確率は奇跡的に低いのではないかという疑問も生じます。しかも、こうした原始的な方法によるハイジャックを同じ日に3機で成功させて、しかも目標となる建物に3機とも命中させられる確率は極めて低いのではないでしょうか。

●やっぱり怪しいジュセリーノ氏(2008-08-08追記)

ジュセリーノ氏の夢が正夢だとすると、9.11に関する私の疑問は、すべて意味のないものになります。

彼は、夢の内容を登記所のような所に登記するから本物だとテレビは報道します。しかし、2008-08-07週刊新潮p42には、彼は事件後に登記しているのではないかという疑問が呈示されています。マイクロフィルムの画面の隅に事件後の日付が表示されていることを根拠としています。

また、ある事故で生存者がいたかいないかで報道が間違っていた場合、彼の夢も同様に間違っていたことがあるといいます。

彼は今年マグニチュード8.6とか9.1の地震が起きる、と予言していますが、そんな大きな地震は起こり得ないからインチキだという見方もあるようです。

ジュセリーノ氏は、「市川市福栄における英国人女性殺人・死体遺棄事件」では、被害者と加害者の名前まで言い当てたことになっていますが、無名の人の殺人事件の被害者と加害者の名前を言い当てることは、常識的に不可能です。この事件は素人目にも犯人はあの重要参考人しかいないだろうと思われる事件です。なぜこの事件が"選ばれた?"のでしょうか。どうせ夢に見るなら、事後でもいいから、犯人の分からない、例えば今市市で起きた吉田有希ちゃん殺害事件の夢を見て、犯人の名前を言い当ててほしいと思います。

週刊新潮の書いていることが正しいとは限りませんが、日本テレビやテレビ東京は、彼が本当に事件の起きる前に夢を見たのかという基本的な事実をきちんと検証してから報道しているのか疑問に思います。

●モハメド・アタは犯人か(2008-08-08追記,2008-08-11修正)

Wikipediaによると、モハメド・アタは、「アルカーイダのテロリストであり、アメリカ同時多発テロの首謀者とされる。」「アメリカ合衆国フロリダ州の高級別荘地ハムレットの従業員アパートの一室に移り住むと、そこをアジトとして旅客機乗っ取りと自爆テロを仲間と共に計画。パイロットスクール=ホフマン飛行機学校に通い航空機の操縦方法を学んだ後、それを実行した。」と書かれています。

しかし、2008-08-07下野が「ブッシュ政権、文書捏造?」という記事を載せています。【ワシントン6日共同】からの記事です。「アルカイダとイラクの旧フセイン政権との関係をこじつけてイラク戦争開戦の口実にするため、ブッシュ米政権がフセイン政権内部の文書を捏造していたと主張する本が5日出版された。」そうです。

「ホワイトハウスは「ばかげた話」と事実関係を全面否定している」そうです。

「この本はピュリツァー賞受賞者のロン・サスカインド氏が著した「ザ・ウェイ・オブ・ザ・ワールド」です。

「同書はブッシュ政権が、当時のイラク情報機関ムハバラトの長官だったタヒル・ジャリルハブシュ氏の書簡を捏造したと指摘。」「2001年7月1日付の書簡はフセイン元大統領あてとされ、米中枢同時テロ実行犯のリーダー格だったモハメド・アッタ容疑者がイラク国内で訓練をしていたなどと記されていたという。」

さもありなんという感じです。9.11は少数のアラブ人にできる犯行ではありませんから、この本の主張には合理性があると思います。

しかし、サスカインド氏が何を根拠に書簡が捏造だと主張するのか分かりませんので、主張がどの程度正しいのか言える段階ではありません。

サスカインド氏の主張がウソだとすると、彼がピュリツァー賞受賞の名誉を捨ててまでウソをつく動機がどこにどれだけあるのかが問題になります。

他方、ブッシュ政権が書簡を捏造する動機は大いにあります。

●モハメド・アタはなぜ犯人であるとされているのか(2008-08-11追記)

"マスコミに載らない海外記事"というサイトに9/11の矛盾:モハメド・アタの三菱の車と彼の荷物という記事が掲載されています。この記事は、デヴィッド・レイ・グリフィン博士という人の書いた記事の簡略版で、原文記事は9/11 Contradictions: Mohamed Attaユs Mitsubishi and His Luggageです。

記事によると、モハメド・アタはなぜ犯人であるとされているのかというと、「ボストンのローガン空港にあった彼の荷物の中に残されたアタが書いた手紙には、彼が殉教者として天国に行けるために、自殺を計画していると書いてあった。荷物には、サウジのパスポート、国際運転免許証、ボーイング旅客機操縦法のビデオ教本と、イスラム教のお祈りの時間表があった。」からです。

ボーイング旅客機操縦法のビデオ教本が見つかるなんてわざとらしいです。

●なぜアタの荷物が積み残されたのか(2008-08-11追記)

問題は、なぜ彼の荷物が、彼が乗っ取ったとされるアメリカン航空11便に積まれていなかったのかということです。彼は、「事件当日、ポートランドからボストンの短距離便に搭乗し、11便に乗り継いだと考え」られています。

「アメリカン航空はこう報じている。「アタは、アメリカン航空11便の81人の乗客の中で、荷物が便に間に合わなかった、たった一人の客だった。」」というわけです。アタと一緒に行動したアブドゥル・アル・オマリの荷物は見つかっていないことになっていますから、11便に積み込まれたとされているのでしょう。アタの荷物が積み込まれなかった理由は、今でも分かっていません。

●なぜ遅刻するかもしれないような行動をとるのか(2008-08-11追記)

公式見解によると、アタとオマリは、事件当日、ボストンで11便に乗り、これを乗っ取ったとされています。しかし、「当局は、アタと[アブドゥル] アル・オマリが、(事件の前日に既にボストンにいたにもかかわらず)ボストンで車を借り、メイン州ポートランドまで運転して行き、月曜日夜、コンフォート・インの部屋を借りた . . . . 二人は更に、火曜日朝ポートランドからボストンの短距離便に搭乗し、11便に乗り継いだと考えている。」(2001-9-16ワシントン・ポスト。括弧内は引用者。)のです。

アタは主犯格であるはずなのに、なぜ目的の航空機の乗車に遅刻するかもしれないような"危険"な行動をとるのでしょうか。9.11がテロだとしたら、「同時」であることが決定的に重要だったはずです。遅刻は許されないはずです。アタがテロリストなら、しかも主犯格の人間なら、テロが失敗する危険は絶対に避けるはずです。

モハメド・アタの荷物だけが取り残された理由も、彼らが事件前日にメイン州ポートランドに行った理由も分かっていません。一番簡単な理由は、彼らが無理矢理9.11と結び付けられているということにならないでしょうか。彼らが事件に関与していると前提するから不可解な事象や行動になる、辻褄が合わなくなる、と考えることはできないでしょうか。

●大統領は1機目激突の映像をいつ見たのか

Wikipediaのアメリカ同時多発テロ事件(07-12-07閲覧)を久しぶりに読んだら、次の記述を見つけました。

「世界貿易センタービル」の項目で、「1機目激突を映像で見たブッシュ大統領も事故だと考えたと発言した。」と書かれています。

普通に考えたら、アメリカ合州国のジョージ・ウォーカー・ブッシュ大統領の発言は、おかしな発言です。1機目の激突の映像がテレビで放映されたのは、事件の翌日とされています。事件当日に事件だということは明らかでしたから、翌日に1機目の激突の映像をテレビ見て「事件」ではなく「事故」だと思うことはあり得ないからです。

ところが、Wikipediaの記事の「首脳の動き」の項目では、「1機目のツインタワー攻撃の際には小学校へ向かう専用車の中にいたが、このときは事故だと考えていた。」と書かれています。

両方の記述を併せ読むと、大統領は、(フロリダ州のブッカー)小学校へ向かう専用車の中で1機目激突を映像で見たことを示唆しているようにも思えます。

1機目がWTC1に激突したのが01-09-11の8時46分、2機目がWTC2に激突したのが9時3分でした。その間、17分です。2機目がWTC2に激突するのを見れば、だれだって事件と悟りますから、「1機目激突を映像で見たブッシュ大統領も事故だと考えた」時間帯は、必然的に8時46分から9時3分までの17分の間ということになります。

しかし、ベンジャミン・フルフォード著「暴かれた9.11疑惑の真相」(扶桑社)p122には次のように書かれています。

さらに後日の会見で、大統領はテロを「小学校のテレビで見た」と言いだした。「航空機が最初のビルに飛び込んで行くのが見えた」と。その時点で、一機目の航空機の映像は公開されていなかった。おそらく、自分たちが待ちかまえて撮っておいた映像を見たのだろう。

1機目の激突の映像については、Wikipediaの記事にも、「1機目の激突は、数日前から地元消防署の日常を 取材していたフランスのテレビ局から派遣されていた兄弟によって偶然撮影(ガス漏れの通報があり出動していた消防隊に同行していた)され翌日に報道 されている。」と書かれており、これが事実だと思います。

「航空の現代」というサイトにもそのとき何があったのか(2)のページに次のように書かれています。

09:01
 ブッシュ大統領は後に、「自分は教室の外で飛行機がタワーに突っ込むのを見た。テレビがついていたから」と語った。しかしブッシュがテレビを見たのは15分後のはずである。しかも1機目のAA11がWTCに突っ込む様子がテレビに映しだされたのは翌日になってからである  

 では、ブッシュが見た映像は2機目の激突だったのか。そんなはずはない。教室の中にいたブッシュは秘書官から「2機目がぶつかった」と耳元でささやかれて初めてそれを知ったのだ。

「航空の現代」の著者もブッシュ大統領の発言を不可解に思っていることが分かります。

ブッシュ大統領は、いつ、どこで1機目の激突の映像を見たのでしょうか。

「航空の現代」の上記ページには、当時の大統領の動きが次のように書かれています。

08:46〜08:55
 AA11がWTCに突っ込んだ午前8時46分、ブッシュ大統領はフロリダ州サラソタにいて、コロニービーチ・ホテルからブッカー小学校へ向かう途中だった。それから暫く走って小学校へ到着する前のハイウェイ上で、1機の飛行機がニューヨーク市内へ突っ込んできたことを聞いた。

 

 08:55以前
 ホワイトハウスのシチュエーション・ルーム(緊急司令室)のディレクター、デボラ・ローウァー大尉(女性)はサラソタの小学校へ向かうブッシュ大統領の後方を別の車で走っていた。その車の中で、WTCに飛行機がぶつかったという1報を受け取った。   08:55
 ブッシュ大統領の車列が学校に到着。ローウァー大尉は直ちに大統領の車に駆け寄り、WTCの一件を報告した。

 このとき大統領顧問のカール・ローブが報告したという証言もある。ローブはブッシュを廊下の隅に連れてゆき、原因ははっきりしないと告げた。それに対してブッシュは「恐ろしい事故だ。パイロットの心臓マヒじゃないか」と答えた。

 いずれにせよ、このときブッシュの受けた印象は小型双発機の事故ということだった。しかし、旅客機であることを知っていて、知らないふりをしたのだという見方もある。

 

「AA11がWTCに突っ込んだ午前8時46分、ブッシュ大統領はフロリダ州サラソタにいて、コロニービーチ・ホテルからブッカー小学校へ向かう途中だった。」と書いてありますが、一方、「航空の現代」のそのとき何があったのかには、「08:35  大統領の車列がエンマ小学校を離れた。」と書かれており、大統領は、コロニービーチ・ホテルからエンマ小学校に寄って、それからブッカー小学校へ向かったようにも読めます。  

いずれにせよ、「航空の現代」というサイトによれば、ブッシュ大統領は、ブッカー小学校に着いてから1機目の激突について聞いたようです。デボラ・ローウァー大尉が「WTCに飛行機がぶつかったという1報を」いつ、だれから「受け取った」のか気になるところですが、それはともかく、なぜ彼女はそのことを逸早く大統領専用車に電話で連絡しなかったのでしょうか。「1機の飛行機がニューヨーク市内へ突っ込んできたこと」は、逸早く大統領に知らせるのに、「WTCに飛行機がぶつかった」という一大事については逸早く知らせないというのは解せません。  

1機目の激突については、2機目の激突の前には「聞いた」のであって、当時テレビで見たはずがありません。  

それなのに、ブッシュ大統領は、なぜ「1機目激突を映像で見」て「事故だと考えた」などと発言したのでしょうか。また、Wikipediaの記事を書いた人も、なぜ「1機目激突を映像で見たブッシュ大統領も事故だと考えたと発言した。」などと書いたのでしょうか。  

ブッシュ大統領が犯行にかかわっていないことを言わんがためではないでしょうか。しかし、ブッシュ大統領の発言もWikipediaの記事も、かえって疑惑を招いていると思います。  

●ブッシュ大統領の発言のどの部分が事実と異なるのか  

ブッシュ大統領の「自分は教室の外で飛行機がタワーに突っ込むのを見た。テレビがついていたから」という発言やWikipediaの記述「1機目激突を映像で見たブッシュ大統領も事故だと考えたと発言した。」は、何から何までおかしいのでしょうか。  

ウソや間違いは100%事実と異なるものでしょうか。事実と異なる発言や記述というものは、一部が間違っており、ほかの部分は正しいのではないでしょうか。彼の発言やWikipediaの記述のどこが事実で、どこが事実と異なるのかを次の5W1Hの要素ごとに考える必要があると思います。

  1. 「いつ激突の映像を見たのか、当日か翌日か」
  2. 「映像を見たのか、話を聞いたのか」
  3. 「1機目の激突を見たのか、2機目の激突を見たのか」
  4. 「どこで見たのか、車中か小学校でか」
  5. 「テレビで見たのか、テレビ以外の方法で見たのか」
  6. 「なぜ映像を見たのか」
  7. 「だれと映像を見たのか」
  8. 「事故だと思ったのか、事件だと思ったのか」
 

Wikipediaの記述「1機目激突を映像で見たブッシュ大統領も事故だと考えたと発言した。」には、時間、場所、方法、理由の要素が欠けています。それらの要素を適当に補うと、あながち筋の通らない記述ではないように思えてきました。  

即ち、「当日の8時46分から55分までの間にブッカー小学校に向かう自動車の中で1機目激突の映像をパソコン又はケータイで見たブッシュ大統領は事故だと考えたと発言した。」とすれば、理論的におかしくない記述になります。  

ただし、そうなると、「ツインタワーの近くで待ち構えて飛行機が激突する瞬間を撮影して、大統領の専用車に映像を送付したのはだれなのか、なぜ送付したのか」という新たな疑問を解決する必要が出てきます。  

ちなみに、09:06にブッカー小学校2年生の教室にいたブッシュ大統領は、  教室に入ってきた首席補佐官のアンドリュー・カードから「2機目の飛行機がWTCに衝突しました。合衆国が攻撃されています」と、ささやくように告げられた後も、30分も同小学校に留まり、米本土上空にはまだ3,520機の航空機が飛んでおり、11機のハイジャック機があるという情報が飛ぶ09:56の時点で、護衛の戦闘機も付けずにブッシュ大統領の乗ったエアフォース・ワンがサラソタ空港を離れたのは、大統領が安全であるということが政府に分かっていたからではないかという疑惑が持たれています。

●9.11当日、米軍を空中から指揮するための飛行機が飛んでいた

以下の記事は、大ニュースだと思います。

「ボーイング747型機をベースにしたE-4Bと見られる飛行機が、(2001年)9月11日にホワイトハウスの上空を飛行していた」とCNNが報道したとWIRED NEWSが伝えています。それをlivedoorのニュースが「同時多発テロ陰謀説」に拍車をかける、謎の飛行機映像で伝えています。WIRED NEWSの原文は、Doomsday Plane Spurs 9/11 Conspiracyです。

E-4Bがどういう役割を持った飛行機かは、livedoorのニュースに[E-4Bは、ボーイング747-200Bをもとに改造された、米国の国家空中作戦センター(NAOC National Airborne Operations Center)として運用される航空機。核戦争・大規模災害などに際し、地上での指揮が取れない場合に備えて大統領などを搭乗させ、米軍を空中から指揮する]と書かれています。アメリカ空軍のサイトAir Force Linkに詳しく書いてあります。

アメリカ政府は、9.11当日にホワイトハウスの上空をE-4Bが飛んでいたことを否定できないと思いますし、現に否定していません。ところが、「政府は明らかに、この飛行機をE-4Bであると確認するつもりはない模様だし、この飛行機が9月11日にホワイトハウス上空を飛行していた理由を説明しようともしない」(livedoorのニュースから)のです。

テロリストに不意打ちを食らっていた割には、米軍を空中から指揮する飛行機を飛ばす余裕があったというのは、解せません。アメリカ政府は、なぜ説明しないのでしょうか。説明しなければ疑惑は深まります。

●新聞が9.11疑惑を取り上げた

9.11疑惑は「タブーなく議論する」と言っている田原総一朗氏も沈黙していますし、いかなる国会議員も公の場で口にしていないと思います。

米国議会小委員会では9.11解明運動をテロリズムに等しいと見なす!ことにしたようです。「自民党の中谷元・安全保障調査会長(元防衛庁長官)は2007年10月14日のフジテレビ系報道番組「報道2001」に生出演し、インド洋での給油活動の継続について、「(給油活動に)反対するのはテロリストしかいないんじゃないですか」と発言。」(07-10-15 J-CASTニュース)したそうですが、同じ発想ですね。

2006年9月に東京新聞が社説で9.11疑惑を扱ったようですが、最近では、"阿修羅"という掲示板の「地方紙の社説に言論の自由の原点を見る。」というページによると、2007-09-15滋賀報知新聞に「給油継続の是非は、まず9・11の検証からだ」(編集主幹:石川政実)と題する社説が掲載され、以下のように書かれているそうです。

「そもそも安倍首相が退陣を余儀なくされたテロ特措法の原点は、六年まえに米国で起こった9・11事件である。この11日にはニューヨークなどで追悼式が行われたが、滋賀県のJR草津駅前広場でも土砂降りの雨の中、市民団体主催でDVD『911の嘘をくずせ(Loose Change)』が上映された。同作品はニューヨークの若者3人が製作したもので、著作権を放棄しネットで無料ダウンロードを奨励して、話題を呼んでいるという。
 内容は、FBIはビン・ラディンを容疑者とは見ていない、世界貿易センターには巨大な爆発物が仕掛けられていた、9・11はアメリカ政府自身によって綿密に計画された、と問題提起を行っている。もしこれが真実なら、米国のアフガニスタンやイラク進攻は、まさに侵略戦争だったことになる。この作品の受け止め方はひとさまざまだろうが、9・11を自らの目で検証する際のヒントになることだけは確かだ」  

 

●テレビでも9.11を取り上げた

2007年10月15日に日本テレビ系「世界丸見えテレビ特報部」で「911事件の謎」(9.11の真実というサイトで見られます。)という特集が放送されました。画期的なことですが、「だからなんなんだ」ということまでは出演者は言っていなかったように思います。  

9.11で何が問題かと言うと、「フライデー」が9.11疑惑を報道で書いたように、「9.11が自作自演だとすれば、テロ特措法延長問題はすべて茶番」ということです。アメリカの報復戦争も国連決議も日本の洋上給油も根拠を失うことになります。  

そうなると困る人たちがいます。日本政府もそうですが、WTC7の爆破がフライング報道されていたで紹介したmsq氏もその一人のようです。  

●イタリアの元大統領が9.11内部犯行説を唱える(08-01-07追記)

07-12-14週刊金曜日p8によると、イタリアのフランチェスコ・コシガ元大統領がこのほど国内で発売された新聞「コリエル・デラ・セラ」で、「9.11」事件は「米政府の内部犯行だ」と発言したようです。彼が1992年に大統領を辞任した原因は、「米国とNATOが操っていた謀略活動「グラディオ作戦」」に関与していたためだそうです。「この作戦は80年に起きたボローニャ駅爆破事件を典型として「極左テロ」に見せかけながら、米CIAなどの諜報機関がイタリアの右翼集団を使い、反共の「強力な指導者」を国民が求めるようにし向けるための秘密工作」だそうです。

彼は、9.11について「欧米のすべての諜報機関はこの大規模な攻撃が、アラブ諸国に非難を差し向け、西側がアフガニスタンとイラクの戦争に参加するため、ユダヤ至上主義の世界的グループの協力で、米CIAとイスラエル諜報機関・モサドによって計画され、実行されたということを熟知している」と指摘したそうです。

でっち上げ事件にかかわった人の発言だけに重いと思います。

●当サイトのやったこと  

msq氏に関して当サイトのやったことは、9.11に関するWikipediaは非科学的(2007-01-22掲載)において次のように書いたことです。  

 ツインタワーの崩壊に関して、「早い時期に、新聞などで、ビルがパイプ構造で、熱で鉄鋼の強度が落ちて、衝突現場から下に向かって連鎖的に崩壊が広がったという解説(※5)があり、これは大体理屈に合った説明です」と書いています。しかし、「熱で鉄鋼の強度が落ち」たと言うなら、ビル内でどの程度の熱が発生して、鉄鋼がどの程度強度が落ちたのかが分からなければ、科学的に結論を導いたとは言えません。作者が(※5)で示しているサイトを見ても、熱と鉄鋼の強度の関係は書かれていません。

Loose Changeというサイトでは、鉄の融点は1650℃だがジェット燃料は好条件で燃焼させたとしても1090℃くらいにしかならないと言っています。ビル内のジェット燃料には酸素が十分に供給されませんから、たとえビル内が火災になっていたとしても、1000℃に達していなかった可能性があります。そうだとすれば、ジェット燃料の熱では鉄は溶けないはずです。

ツインタワーは、ほぼ自由落下速度で崩壊しています。ビルの重量を支えていたのは、鉄とコンクリートです。コンクリートの強度と熱の関係も説明されていないと思います。400メートルを超える超高層ビルに使われていた膨大な量の鉄とコンクリートの強度が1〜2時間の火災でほぼゼロになるメカニズムが解明されていない段階で「ビルが火災により崩壊した」という説明に納得してしまうのは科学的な態度とは言えないと思います。  

 

●msq氏のやるべきこと

当サイトがmsq氏の主張を非科学的と批判したら、彼のやるべきことは、自分の主張が非科学的でないことを自分のホームページで証明することです。「相手にものを言わせない」という態度をとるべきではありません。

msq氏自身、[AML 16386] Re: 確かに「すごい」が中傷はいかがなものか (Re: 国会での「というサイトで"デブ=スペクテータ"さんあてに次のように書いています。

反論があるならあなた自身のHPでわめき散せば良いのではあ りませんか。私の言い分が正しいかあなたの妄想が正しいかは読者が判断すれ ばよいと思います。あなた自身のページで私の虚偽をきちんと証明すればよい と思います  

 

●msq氏のやったこと  

ところが、msq氏が当サイトに対してやったことは、24ページもの反論のための非公開のページを作成し、2007-05-24に当サイトの管理人にメールを送り付け、「"9.11に関す るWikipediaは非科学的" はダム反対の立場の団体のサイトに掲載する文 書としてはふさわしくないと思います。 ファイルは転送済みですが、まだindexにリンクを貼ってありません。 つまり、お知らせした方のみアクセス可能な状態です。6月はじめに公 開予定です。ご連絡があり考慮できる点があれば考慮するつもりです。」と書いてきました。

管理人としては、"9.11に関す るWikipediaは非科学的" のページを削除せよ、つまり言論弾圧としか受け取れませんでした。

「反論があるならあなた自身のHPでわめき散せば良い」と人には言いながら、自分が反論したいときは、相手のページの削除まで求めるかのようなメールを送ってくるのは、言うこととやることが違いすぎます。

●さらに当サイトのやったこと

当サイトは、07-07-08にmsq氏による言論弾圧のメールをWTC7の爆破がフライング報道されていたのページで公開しました。

●さらにmsq氏のやったこと

これを読んだmsq氏は、07-11-05に2回目のメールを管理人によこし、主にメールを公開したことへの謝罪を求め、07-11-10に自分のサイトに以下の「反論」を掲載し、同日メールで通知してきました。

組織のウェブサイトの私物化http://www11.ocn.ne.jp/~nbbk/911/sibutuka.html

「9.11に関するWikipediaは非科学的」か?http://www11.ocn.ne.jp/~nbbk/911/kanuma1_1.html

msq氏がやったことは、それだけではありませんでした。

07-11-09付けでダム反対鹿沼市民協議会の会長に手紙を出し、9.11に関する記事の掲載は控えた方がよいと「忠告」しました。(どうやって会長の住所を調べたのでしょう。)

さらに同じ時期に、オンブズパーソン栃木の事務局長に電話をして、当サイトの管理人と連絡がとれないかと聞いたそうです。(ダム問題には門外漢と思われるmsq氏が当協議会とオンブズパーソン栃木とのつながりをどうして知っているのでしょうか。当協議会がオンブズパーソン栃木と連携して反ダム訴訟を提起していることなど、知る人は少ないと思います。)

手紙を出すことやメールを送ること、電話をかけることは、それ自体は犯罪ではありません。しかし、その目的や内容は、「発言をするな」と言うためであり、常軌を逸しています。

今年の10月末現在で延べ5,000人も見ていない小さなサイトが十数行の批判記事を載せただけで、そこまで執拗に9.11関係の記事の掲載をやめさせようとする理由は何なのでしょうか。

しかも、msq氏は、"「9.11に関するWikipediaは非科学的」か?"において、「全体を詳細に見ると、休日を潰して批判するほどの相手だろうかという気持ちになってきました。」と書いています。そうであるなら、なおさら手紙や電話まで使って記事削除という目的をムキになって達成しようと理由が分わかりません。

●msq氏の考え方

msq氏の基本的な考え方が分かる文章があります。

WTC7倒壊をBBCがフライング報道したことについて、「主流メディアが疑惑の目を向けていないこと」が取るに足らぬ誤報にすぎないと考えるべきことの理由になると書いています([AML 12249] 【9.11関連】WTC7の倒壊を事前に知っていたBBC ?」と題するページ(リンク不可でした))。

主流メディアが問題にしていないのだから問題にすべきでないと言うなら、なぜインターネットの世界に入ってきて、小さなサイトのつぶやきを問題にして、しかもつぶしにかかるのか。人はだれでも多少の矛盾を抱えて生きていますが、あまりにも言行不一致です。

また、阿修羅の掲示板の暴力的な妄想で頭が一杯のmsq、「言論以外の方法で口を封じろ!」だって(大爆)のページには、msq氏が彼のサイトに次のように書いたと書かれています。

理屈の通じる相手ではありません。彼等が発言したらすかさず、反論を提示するか、彼等の口を言論以外の方法で封じる以外には方法はなさそうです。後者には、メディアや組織が相手にしないということも含まれます。もちろん純粋に可能性としてはもっと物騒な手段も。9.11の真相を追究していた人が殺されたというようなデマはそういう「聞き分けのなさ」に自覚があるからこそ言えることなのでしょう。

この文章は、msq氏が06-05-17に書いたペンタゴン警備カメラの新映像http://www.nbbk.sakura.ne.jp/911/securcam3.html というページにあるようです。

また、msq氏は、「ネオコンの手先」と言われたことに対して、次のように書いたそうです。

『私がその種の機関に属しておれば、きくちさんはじめ、Hさんにしてもその他数名の皆さんにしても、もちろんこのマヌケさんも生かしておくはずはないでしょう。』

まさにテロを肯定する思想の持ち主でなければ、たとえ冗談にしてもこんな物騒なことを書けないと思います。msq氏が「ネオコンの手先」でないことは証明されていませんから、冗談とも言い切れません。

msq氏は「私がその種の機関に属しておれば」という仮定の話だと言い訳をするでしょうが、たとえ仮定の話であっても、正体不明の人物から「生かしておくはずはない」と言われれば、普通の人は恐怖感を覚えることをmsq氏は知っていて書いていると思います。したがって、彼のやっていることは冗談ではなく脅迫に近いと思います。「理屈の通じる相手ではありません。」とは、だれに向けた言葉でしょうか。

●msq氏にどう対処すべきか

上記のように、msq氏は、メディアリテラシーの基本も弁えていないだけでなく、自分は言論の自由を行使するが他人の言論は暴力で封殺しようという思想の持ち主なのですから、彼と議論しても意味がありません。

しかし、言論の自由を否定する彼が恐れていることは、世間が9.11疑惑に目を向けることなのでしょう。当サイトを巡って9.11に関する騒ぎが大きくなることは、彼にとっては不都合なことですが、逆に世の中にとっては善であることを意味すると思います。

また、msq氏が書いた当サイトへの反論に説得力を感じてしまう人も万一いるかもしれませんので、少なくとも今回はこうして再反論を書くことに意味があると考えました。ダム問題とも共通する詭弁の構造を明らかにすることも意味があると思います。

さらに、9.11疑惑に触れるとどのような嫌がらせや言論弾圧を受けるかを公表すること、そしてそれが何を意味するのかをみんなで考えることには大きな意味があると考えます。

●「組織のウェブサイトの私物化」を読んでみた

msq氏作の組織のウェブサイトの私物化を見てみましょう。

とりあえずURLをクリックすると、

21.WTC7の爆破がフライング報道されていた

でした。なんと私信のつもりで5月に送ったメールがページの冒頭に公開されていました。個人情報はないので実害はありませんが、私の許可を得ていないのですから非常識といえます。

msq氏は、実質的にページの削除を要請してきたのですから、「非常識といえます。」は、そっくりお返しします。

他人の非常識を非難するのは、自分の非常識を告白してからにしてください。

公開されて困るようなメールは送らないでください。彼は、自分が圧力をかけていることを公開されることに後ろめたさがあるから、メールを公開した私を非難しているのではないでしょうか。

誘拐犯人が脅迫状を公開されたことに対して「私信である脅迫状をマスコミに公開するとはけしからん」と抗議したなんていう厚かましい話は聞いたことがありません。

msq氏からの3回目のメールは公開しませんでしたが、今後メールを送信してきた場合には、必要に応じて公開しますので、そのつもりでいてください。

ファイルは転送済みですが、まだindexにリンクを貼ってありません。 つまり、お知らせした方のみアクセス可能な状態です。6月はじめに公開予定です。ご連絡があり考慮できる点があれば考慮するつもりです。 と書いていますから、反論があるならまず直接メールでしてください、それから公開非公開は考えましょうという意味です。

msq氏の考え方は、上記のように「反論があるならあなた自身のHPでわめき散せば良いのではあ りませんか。」です。他人にはそのように言っておいて、自分は自分の言ったことを守らないのはご都合主義というものです。

それを、協議会の方は、msqさんが「批判文書」を6月初旬に掲載してくれると言うので待っていたのですが、よもや自説の誤りに気づいたせいではないでしょうが、なぜか掲載されていません。 と解釈してしまったのです。

そしてマヌケなことに、"上記http://www11.ocn.ne.jp/~nbbk/911/kanuma.htmlというURLにおそらくA4で10ページ以上の文章が掲載されていました。内容は、ほとんど揚げ足取りで、問題の本質を外していました。" と批判しているのに、その批判対象の私の文書を示すことが出来ない。

「6月初めにリンクをはって公開する」とメールに書いたのに、公開しなかったのはmsq氏です。「批判対象の私の文書を示すことが出来ない」のは、私の過失ではなく、彼の言行不一致に原因があります。

で、"私も保存していませんでしたので、今ではmsqさんが当サイトに対しどのような批判をしたのか、本人以外だれも分かりません。斜め読みした私の記憶の隅にあるだけです。" 。私が文書を公開しなかった以上は、こういうときはノーゲームにするのが常識でしょうね。

ここだけ取り出して読むと一見正しい論理のように見えますが、msq氏は、単にメールで批判してきただけでなく、「"9.11に関す るWikipediaは非科学的" はダム反対の立場の団体のサイトに掲載する文 書としてはふさわしくない」「6月はじめに公開予定です。ご連絡があり考慮できる点があれば考慮するつもりです。」と書き、暗にページ削除を要請してきたのです。単なる批判メールではなかったことを忘れては困ります。言論を封殺しようとするメールだから公開する必要があったのです。

自分の非常識を棚に上げて他人の非常識を非難するのは、ご都合主義というものです。

もちろん非公開ファイルを保存していたとしてもそれを私の許可なく公開することも出来ないはずです。上記URLは開けません としながらも、非公開のURLを私の承認なしで公開したことは犯罪行為です。

罪名と条文を教えてください。

自分だけに与えられたパスワードをネット上で誰でも利用できるように公開したに等しい行為です。(この場合は、恥じをかかないようにとの私の配慮を無視した天唾ものですからまあいいかで済みますが。それを自覚した上で行ったとしたら全く常軌を逸しています。)

「自分だけに与えられたパスワード」なら、自分の責任において公開するのは勝手ではないでしょうか。勝手にパスワードを送りつけないでください。

当協議会の会長宅に手紙を郵送したり、オンブズパーソン栃木の事務局長に電話をすることは「常軌を逸して」いないのでしょうか。

「恥じをかかないようにとの私の配慮」ということは、当サイトが9.11に関する記事の掲載を削除しなければ、恥をかかせてやるということです。msq氏のやったことは、強要罪の未遂に当たるのではないでしょうか。

ダム反対鹿沼市民協議会の場合はホームページの管理者が会からの信任の範囲を逸脱をしています。

そう断言する根拠を示してください。

「ダム反対鹿沼市民協議会が事務局に与えている権限はこれこれである。」「管理者はこれこれの手続でホームページのコンテンツを作成した。」「よって管理者は会からの信任の範囲を逸脱している。」という三段論法が成り立たなければ、上記の命題が真であるとは言えません。断定するからには、前二段を証明してください。

一つだけ「WTC7の爆破がフライング報道されていた」について気になる点を指摘すると、私の正体が公安関係者だ(笑い)という話。問題はそれを誰が言ったかという問題です。☆牧村しのぶのBlog☆ では、msqさんを「公安かCIAのスパイだ」と書いています。 と言っていますよ。本当ですか、牧村しのぶさん? 「いいえ、違いますよ。グローバル=ピース=キャンペーンの千早さんです。私はMLのコメントを転載しただけです」とお答えになるでしょうね、きっと。この引用の仕方は陰謀論者特有のものと思います。牧村さん、ごめんなさい。

これは失敗。msq氏の最も得意とする「揚げ足取り」の材料を提供してしまいました。鬼の首でもとったように10行も使って書くほどの問題ではありません。問題は、普通の人ならmsq氏を「公安かCIAのスパイ」と思いたくなるということであって、「誰が言ったか」なんてこの際問題じゃありません。こんなことを敢えて問題にするから、msq氏はたまにいいことを書いたとしても、まともに反論できないから、揚げ足取りに終始しているような印象を与えてしまうということに気づいた方がいいと思います。


以下に"「9.11に関するWikipediaは非科学的」か?"を読んでの感想を記します。

●おためごかし

「9.11に関するWikipediaは非科学的」か?を読んでみました。

平和運動に、9.11事件の真相追及運動を持ち込む必要があるのかという疑問は以前から出されています。それと同じことが言えます。なぜダム反対運動の中で、9.11事件に関して論じなくてはならないのかということです。言い換えると、ダム反対運動の中で9.11自作自演説まがいの主張をすることは運動にとってマイナスになるのではないかということでもあります。まず指摘できることは、ダム反対運動との関連を文書は明確にしていません。

論点ずらしです。問題の本質は、msq氏の主張が科学的か、WTCはなぜ崩壊したのかということです。

「議論する場が違う」などという筋論は、問題の本質とは関係ありません。そんな筋論を問題にするなら、ブッシュが戦争を仕掛けたこと、そしてその戦争を日本が支援していることの筋論をこそ問題にすべきです。

ダムも戦争も"公共"事業であり、どちらもウソで固めて遂行されます。真相が解明されれば無駄な"公共"事業は、できなくなります。ダム反対運動は真相究明運動の一環と位置づけることもできると思います。

ただし、当サイトは、9.11疑惑を徹底究明する場ではありません。公式見解は分が悪い、と書いたまでです。それは主として、証拠を持っているはずのアメリカ政府が堂々と証拠を出そうとしないからです。むしろ隠ぺいしようとしているようにしか見えないからです。そう書いたことが「いけない」と言われる理由はないと思います。

msq氏は、ダム反対運動のサイトが噂話にすぎないような9.11疑惑を扱うことは、「運動にとってマイナスになるのではないか」と書きます。

ダム反対運動は言論活動であり、環境保護運動でもあります。言論の自由を否定し、最大の環境破壊である戦争を暗に支持するmsq氏が親切にダム反対運動のことを考えてくれるのは奇妙です。9.11疑惑を掲載させたくないのは、ダム反対運動の発展のためではなく、彼自身のためではないでしょうか。

飛び込みで我が家を訪問した商品先物取引会社のセールスマンに「お客様に儲けていただきたいから、トウモロコシを買ってほしい」と言われても、信用できません。

国土交通省の役人も「ダムを建設するのは、国民や住民の生命・財産を守るためである」と言い、自分たちが建設業界に天下ったり、族議員に成り上がったりして、生涯所得を増やすためという本当の目的はおくびにも出しません。

ヤクザだって、「オレの言うことを聞いた方があんたの身のためだぞ」と言うと思います。

防衛省の役人や防衛族議員が「安全はタダではない。国民の命を守るためには、高い税金を払うべきだ」と言うとき、彼らが本当に守りたいのは国民の命ではなく、防衛利権であると考えざるを得ないような事実が特に最近になって次々と発覚しています。

「おためごかし」という言葉があります。「表面はいかにも相手のためであるかのようにいつわって、実際は自分の利益をはかること(大辞林)」です。

だれかに「あなたのためですよ」と言われたときは、本当はだれのためにそう言っているのかをよく考える必要があると思います。

msq氏が「おためごかし」で当サイトのページ削除を要請するなら、自分に対しても「非論理と非科学に満ちたサイトを運営していると、ご自分の人格を貶めることになるから、そんなサイトは消した方がご自分のためですよ」という言葉がそのまま返ってくるということに気づいてほしいと思います。

●「揚げ足取り」

まず、問題の「ウィキペディア」のページが紹介してありません。特に理由が無い限りは、批判対象のページを紹介した方が良いし、後段では、批判対象を紹介している場合もあります。不徹底というか杜撰です。

問題のページのURLは、「http://ja.wikipedia.org/wiki/アメリカ同時多発テロ事件」でした。末尾の漢字を削ってもリンクできませんでしたので、リンクを断念しました。確かにそのことを説明しておけばよかったかもしれませんが、本質的な問題ではないと思います。

●分解「msq氏の詭弁」

さて、オサマ=ビン=ラディン氏の引渡しに関連したアフガン攻撃は10月7日に開始されました。したがって、少なくとも、攻撃開始後の11月に発見され12月13日に公表されたビン=ラディン氏の発言を記録したビデオだけが、彼の事件への関与を示す根拠でない可能性は高いはずです。もし、このビデオのビン=ラディン氏がニセモノであったとしても、その前に、アメリカがアフガン攻撃以前にビン=ラディン氏の関与を確信するにいたった根拠をあげ反駁しない限りは、このビデオのビン=ラディン氏の真偽だけでは全面的に、米政府や、世界中に流布している、犯行にアルカイダが関連しているという見解を否定することは不可能でしょう。

要するにmsq氏は、「アメリカは、問題のビデオが発見される前にアフガン攻撃を開始したから、ビデオ以外の根拠を持っていた可能性が高い」と言っていることになります。しかし、これは事実に反すると思います。

「フライデー」が9.11疑惑を報道のページにも書いたように、週刊金曜日2007-09-21号p26で成澤宗男氏は、「そもそも米司法省は「9.11」以降、「法執行」上一人も実行容疑者を特定していない。同省の執行機関・FBIのホームページには、オサマ・ビン・ラディンが「最重要指名手配」となっているが「容疑は(中略)「アフリカでの米大使館爆破事件」。理由としてFBIは、本人を「9.11」と「結びつける証拠はない」からだと説明している。モハメド・アタら、「19人のハイジャック犯」についても同様。FBIのロバート・マラー長官は02年の段階で、「(実行したという)確たる証拠を見つけることができなかった」と認めている。」と書いています。ベンジャミン・フルフォード著「9.11テロ捏造日本と世界を騙し続ける独裁国家アメリカ」p20も同旨。なお、オサマ・ビン・ラディンを指名手配するFBIのサイト参照。

FBIは、問題のビデオさえ証拠としての価値を認めていないということでしょう。

FBIがオサマ・ビン・ラディンと9.11を結びつける証拠はないと言っているのですから、「攻撃開始後の11月に発見され12月13日に公表されたビン=ラディン氏の発言を記録したビデオだけが、彼の事件への関与を示す根拠でない可能性は高いはず」という前提は成り立たないと思います。ガラクタの根拠はあるでしょうが、アフガン攻撃を正当化できるような根拠は、持っていない可能性の方が高いと見るべきです。

Wikipediaにも「ディック・チェイニー副大統領は「9.11とアルカイダの関係性を示す証拠を持っている」と公式に発言したが、2007年現在も未だにそれは提示されていない。」と書かれています。

アフガン攻撃を支持した小泉純一郎元首相もアルカイダ犯行説の根拠を示す義務がありながら、未だに果たせないのですから。(小泉氏の義務については、宇佐美 保氏のサイトの小泉元首相は「同時多発テロ」の証拠を開示すべきを参照)

結局のところアメリカ政府は、ビデオだけをアフガン攻撃を正当化する根拠として挙げられない状況なのですが、そのビデオも「攻撃開始後の11月に発見され」たのですから、攻撃を開始する根拠になりません。

msq氏が「アメリカがアフガン攻撃以前にビン=ラディン氏の関与を確信するにいたった根拠」がある可能性が高いことを前提に私たちを批判するなら、msq氏はその根拠を示すべきです。

要するにmsq氏は、存在しない証拠を反駁する責任を陰謀論者に負わせることによって、アルカイダ犯行説が論理的に正しいように見せかけています。詭弁です。アメリカ政府がオサマ・ビン・ラディンと9.11を結びつける証拠を出せないのですから、だれもその証拠を反駁できるわけないじゃないですか。

アメリカがビデオ以外にアルカイダ犯行説の証拠を持っていないことは、同説の弱点であるにもかかわらず、msq氏は、逆に陰謀説に説得力がないことの根拠にすり替えてしまいました。すり替えの道具は、「アメリカ政府は、ビデオ以外に根拠を持っている可能性が高い」という、偏見と憶測に基づく前提でした。

●アメリカ性善説

「さて、オサマ=ビン=ラディン氏の引渡しに関連したアフガン攻撃は10月7日に開始されました。したがって、少なくとも、攻撃開始後の11月に発見され12月13日に公表されたビン=ラディン氏の発言を記録したビデオだけが、彼の事件への関与を示す根拠でない可能性は高いはずです。」というmsq氏の文章には、彼の考え方の本質がよく表れています。

つまり、「アメリカは法を守るちゃんとした国だから、きちんとした根拠もなしに他国を攻撃するようなことはしないはずだ」という"アメリカ性善説"とも言うべき考え方が表れています。当然の理論的帰結として、「善の国アメリカが自国民を含め約3千人を惨殺するようなことはしないはずだ」ということになります。善の国アメリカがウソをつくはずがないから、公式見解もまた正しいということになります。

すべてアメリカ性善説とも言うべき信仰に基づいています。msq氏との議論がかみ合わない理由はここにあると思います。そうでなければ、すべての真実を知りながら、単に仕事と割り切って陰謀論つぶしをやっているとしか思えません。

私たちの言いたいことは、「9.11疑惑がこれだけあるなら、きちんと検証した方がいいのではないか」ということです。これに対し、msq氏の言いたいことは、「アメリカは自作自演をやっていないのだから、検証などする必要がない」ということではないでしょうか。最初から結論が出ているのです。これが信仰でなくて何でしょうか。

「アメリカは"9.11自作自演"というひどいことをやったのではないか」と疑われているときに、msq氏が、アメリカの歴史を無視し、「アメリカがアフガン攻撃を仕掛けるからには、それなりのまともな根拠がある可能性が高い」などと言うことは、「アメリカはひどいことをやっていない。なぜなら、アメリカはひどいことをやるような国ではないからだ。」と言っているようなもので、トートロジーに陥っていると思います。

●アルカイダ犯行説は世界の世論ではない

msq氏は、「(ビデオの中のオサマ・ビン・ラディンがニセモノだとしても)米政府や、世界中に流布している、犯行にアルカイダが関連しているという見解を否定することは不可能でしょう。」と書きます。しかし上記のように、FBIは、オサマ・ビン・ラディンと9.11を結びつける証拠はないと言っています。アメリカがまともな国だと信じているmsq氏なのですから、政府機関であるFBIの言うことを信じるのが筋です。

世界中の人々がアルカイダ犯行説を信じているとは言えないと思います。ベンジャミン・フルフォード氏は、「ごく最近行なわれたCNNの全世界規模の世論調査では、「9.11はアメリカ政府による自作自演だと思うか」という質問に対して75%がイエスと答えている。そしてアメリカ政府の説明を信じる人は世界中でたった12.7%しかいない。」(前掲書p22)と書いています。そうだとすると、陰謀論者がこらから努力するまでもなく、アルカイダ犯行説は既に否定されていることになります。動画サイトvideo.google.comでも9.11陰謀説は大人気で、07-11-12時点でのトップ100(日本版)を見ると、ざっと見て15くらいの9.11自作自演説関係の動画が入っています。

それでも国際世論がアルカイダ犯行説だとしたら、各国の権力を握っている一部の人たちがアメリカの説明を本当に信じているか、信じているように振る舞っているだけかもしれません。そしてほとんどの主流メディアが9.11疑惑を無視していることが原因だと思います。

なぜ、各国の政府がテロとの戦争を支持するのかと言えば、テロ防止を口実に反政府勢力を弾圧しても国民から文句を言われないからだという説があります。「テロから安全を守るためには、国民の自由は大幅に制限されてもやむを得ない」という理屈に納得してしまう国民も多いと思います。

●なぜ今回だけ自作自演でないのか

(なお、すでに、ビン=ラディン氏は9.11以前の米関連施設(巡洋艦コール、タンザニア、ケニア大使館の爆破)へのテロ攻撃に関連して手配を受けていました。)

だから何がいいたいのですか。「他の事件の犯人だろうから今回も犯人だろう」ということですか。彼が9.11に関する手配は受けていないということが言いたいのですか。

msq氏が「オサマ・ビン・ラディンが他の事件の犯人だから今回も犯人だろう」という理屈を言うのであれば、アメリカはノースウッズ作戦(実行されなかったが9.11のモデルのような作戦です。)、メイン号事件、トンキン湾事件、パナマ侵攻、湾岸戦争などの自作自演、マッチポンプをやっているのだから、今回もやらせ、でっち上げの類いだろうという理屈も成り立つことになります。オサマ・ビン・ラディン率いるアルカイダもアメリカの都合で、アメリカが支援して作った組織であり、マッチポンプです。

国家安全保障問題担当大統領補佐官で国務長官のコンドリーザ・ライスは、ハイジャックした飛行機をWTCに激突させるなんて、だれも予言できないととぼけてみせましたが、1999年に「NORAD(北米航空宇宙防衛司令部)はハイジャックされた飛行機が世界貿易センターとペンタゴン(国防総省)を目標に激突することを想定した訓練を開始し(USAトゥデイ)、2001年4月NORADはテロリストグループが民間航空機をハイジャックし、それをペンタゴンに激突させるという想定の演習の実施を要求した(ボストン・グローブ)。」(「9.11テロ捏造」p377、原文は250+ 9/11 'Smoking Guns' Found in the Mainstream Media)というのですから、ライス補佐官のおとぼけで、疑惑は一層深まってしまいました。

イラク戦争の口実である、「イラクは大量破壊兵器を持っている」という"事実"もでっち上げでした。湾岸戦争のときの原油にまみれた水鳥も病院でイラク兵が赤ちゃんを床に叩きつけていたと泣く少女もやらせでした。ボストン茶会事件もやらせでした。アメリカは建国以来「ヤラセ国家」なのです。9.11もやらせ、でっち上げの類いではないかと疑われても仕方がないのではないでしょうか。「今回に限って自作自演ではあり得ない」と言える理由を教えてください。

イスラエルの諜報組織モサドは、 "By way of deception shalt thou do war" "騙す事によって 汝は戦いを遂行すべきである。"をスローガンとしているそうです(同時テロはテロリストの仕業じゃなかったという話貴方は信じられますか?というサイトから)。戦争に勝つコツは、謀略だという意味でしょう。日本も盧溝橋事件をでっち上げました。古今東西、戦争に謀略やだましはつきもののようですから、戦争のきっかけとなった事件は、でっち上げではないかと疑ってみるのが常道ではないでしょうか。

●イラン核疑惑もでっち上げだった

アメリカのやることはでっち上げが多いので、見落としがちですが、イランの核開発による脅威もブッシュ大統領が誇張していた疑いが強まっています。

07-12-07配信の時事通信は、「ブッシュ大統領は先に、イランの核兵器保有による第三次世界大戦の危機を警告していたが、同国の核兵器開発停止の可能性が浮上していることを知りながら、脅威を誇張していた疑惑が強まった。」と報じています。

●管制室に入った音声は公開されたのか

以下は、msq氏がWikipediaから引用した文章です。

この事件においては、ハイジャック犯の機器操作ミス(犯人側は乗客に向けて、機内放送をするつもりだったと見られるが、機内放送用のスイッチではなく、管制塔とのやり取り用の無線スイッチを押していた)によってコックピット内の会話が管制室に入るようになり、アラビア語を話していることから、おそらくはアラブ人が犯人であることが早期に推測できた。

msq氏がわざわざ引用する理由は、この文章が陰謀論を否定する根拠となると考えているからでしょう。しかし、この文章はあいまいです。4機の航空機がハイジャックされたことになっているのに、どの航空機においてハイジャック犯が機器操作ミスを犯したのか特定されていません。

管制室に入った会話は録音されたはずですが、公開されたのでしょうか。そして本物の録音かどうかが検証されたのでしょうか。公開も検証もされていないとしたら、信じろと言われても無理です。

機内放送のスイッチと管制室への通信のためのスイッチを間違えるようなハイジャック犯たちが、ハイジャックした旅客機(しかも3機も)を攻撃目標となるビルに正確に衝突させることができると考えることが合理的でしょうか。

●犯人を断定したのはいつか

以下もmsq氏がWikipediaからの引用した文章です。

アメリカ合衆国政府はこれらの捜査の結果から、このテロ攻撃がオサマ・ビンラディンをリーダーとするテロ組織アルカーイダによって計画・実行されたと断定、彼らが潜伏するアフガニスタンのターリバーン政権に引き渡しを要求した。

アメリカ政府が9.11の捜査を開始したのは、もちろん同日以降。では、「このテロ攻撃がオサマ・ビンラディンをリーダーとするテロ組織アルカーイダによって計画・実行されたと断定」したのはいつでしょうか。

ラムズフェルド国防長官は、「9.11当日の午後2時40分の会議で、マイヤーズ将軍に対して「(テロの報復として)オサマ・ビン・ラディンのみならずサダム・フセインも同時に攻撃することは可能かどうか」判断するように指示している。」(「暴かれた9.11疑惑の真相」p122)そうです。

当日のCNNテレビで「二つ目のタワーが突撃された後  5分ばかりしてイスラエルのシャロン首相にインタヴューが向けられた。  濃紺の背広姿で現れたシャロン首相は、「米国はビン・ラディンを逮捕するために、直ちにアフガニスタンに進入すべ きである。その後で、サダム・フセイン逮捕のためイラクに進入しなければ ならない」と2分ばかりカメラに話していた。」そうです(極暑の長日  (9.11同時テロに寄せて)法学博士 ジョージ・ラムボーン・ウェスト )。  

そして、ウェスト博士は、「それからおよそ5分ばかり後、ヘンリー・キッシンジャーがニューヨーク市内 のCNNテレビ局からインタビューを受けた。彼とのインタビューは10分足 らずで終わったが、シャロンの言葉をそのままコピーした内容のものであった。

 それにしても、その朝、彼は、何故、WTC(世界貿易センター)にある自分 のオフィスに出勤しなかったのだろうか。そのことを質問されなかったのは 不思議であった。」と書きます。

ブッシュ大統領は、9月11日の夕方には、犯人はオサマ・ビン・ラディン率いるアルカイダの犯行と言ったと言われています。いつ、だれが、どうやって、何時間調査してそういう結論が出たのでしょうか。

翌12日には、9.11事件に関する国連が安保理決議1368(訳文)が採択されました。

また、「事件のわずか4日後、柳井俊二駐米大使がアーミテージ米国務副長官(いずれも当時)に対米協力を約束した」(前田哲男沖縄大学客員教授、07-09-25赤旗から)そうです。具体的な対米協力を約束するからには、そのときには犯人が分かっていたということでしょう。9月11日のブッシュの発言に基づいて約束したということでしょうか。

Wikipediaの記事を読んでも、アメリカ政府が犯人を「いつ」断定したのか分からないのです。

アメリカ政府はかねてからのFBIの情報収集活動などにより、早くからイスラム系国際テロ組織アルカーイダとそのリーダーであるウサーマが911テロ実行犯と断定していたが、ウサーマは当初事件への関与を否定していた。

これも同様にアメリカ政府が「ウサーマが911テロ実行犯と断定」したのがいつなのか書かれていません。「かねてから」や「早くから」がいつからなのかも書かれていません。どんな情報を収集したのかも書かれていません。2002年の段階でFBIがオサマ・ビン・ラディンと9.11を結びつける証拠はないと認めたという『金曜日』の記事などとの矛盾はどう説明するのでしょうか。

●タイミングが良すぎるビデオ公表

ウサーマ本人がビデオテープによりアルカーイダによる911テロの犯行声明を公に発表したのは、それから3年後の2004年11月のことである

アメリカ大統領選挙の直前というのは、タイミングが良すぎませんか。このビデオによってブッシュの票が増えたと言われています。

●反論になっていない

つまり、ここまでの指摘をまとめると、"このビデオを根拠に9.11がオサマ・ビンラディンらによるテロ事件と決めるのは、無理です "は「ウィキペディア」の記述を正しく理解していません。したがって、この一点に関してすら外れているのですが、"「9.11事件」に関する記事は、非科学的なものです。" などと言えるようなものではありません。

「「ウィキペディア」の記述を正しく理解」しろと言う方が無理です。5W1Hも具備していない欠陥文章を理解できるはずがありません。正しく理解できる人の読解能力がかえって疑われると思います。

Wikipediaの記事を引用して、これを当サイトの管理人が理解していないから、当サイトの記事が誤りだという論法はめちゃくちゃです。批判したいなら、きちんと論証すべきです。

●自作自演説論者がビデオを改ざんする可能性はゼロ

次に、ビデオのビン=ラディン氏が本物かニセモノかという問題。確かに、ビデオ "loose change" で見る限りは、ビン=ラディン氏が似ていないことは確かです。しかし、米政府が公表した元のビデオを見る限り、本物と非常に良く似たビン=ラディン氏は画面に何度も登場します。そして、"loose change" が似ていないとして取り出したシーンを見つけ出すことの方が難しいくらいです。また、他の同席者がみな本人と分かるのにビン=ラディン氏だけが偽者という可能性は低いはず。

これについては、二つの可能性があります。自作自演説論者が取り出したコマを改竄している。そして、PAL方式からNTSC方式への変換時に起きた可能性。どちらにしても、取り出された、たった1コマが、このビデオ全体に登場するビン=ラディン氏を代表するものではないことは確かでしょう。比較のための標本の採りかたが間違っているのです。ビデオのビン=ラディン氏をニセモノないし似ていないと判断する陰謀説論者、そしてその見解を受け入れた、この文書の著者の方がよほど「非科学的」でした。

「自作自演説論者が取り出したコマを改竄している。」可能性はゼロです。ビデオテープの原本は国防総省が持っているのだとしたら、自作自演説論者がテレビから録画した映像などを改ざんしても、原本を出されたらすぐにばれてしまうからです。証拠を改ざんしたくなる者は、証拠の原本を持っている者だと思います。

"Loose Change 2nd Edition Recut"では、ビデオの中のオサマ・ビン・ラディンの容貌だけでなく、彼が左利きであるとされているにもかかわらず、右手で書き、右手で食べていることも信憑性が疑われることの根拠にしています。

07-09-07あたりに出てきたビデオには、黒ひげのオサマ・ビン・ラディンが写っていますが、本物でしょうか。

Wikipediaに「ウサーマは当初事件への関与を否定していた。」と書かれているように、彼は事件当日、犯行否定声明をアルジャジーラから出していたように思います。2001年11月に発見されたビデオが本物なら、当日の犯行否定声明がニセモノであるということになるのでしょうか。そうだとしたら、犯行否定声明がニセモノであるという根拠を教えてください。声明やビデオがニセモノであると判断する基準を教えてください。犯行否定声明も本物だとしたら、なぜ彼の言うことが変わったのかの説明も必要です。

犯行否定声明やビデオは、だれの犯行かを判断する根拠とするには軽いと思います。アルカイダの犯行能力を考えるべきです。2004年にイギリスで作られて大きな反響を巻き起こし、2005年にNHKのBS1で放映されたドキュメンタリー「"テロとの戦い"の真相 」という番組についてvideo.google.comでは、「「オサマ・ビンラディン率いる国際テロ組織アル・カイダ」や「世界に張り巡らされた国際テロ・ネットワーク」なるものが、実はネオコンが作り出したデマでしかないことが明らかにされています。」という解説を付けています。

問題なのは、msq氏の発想です。陰謀論者に対しては、「取り出したコマを改竄している。」などと徹底的に疑うのに、アメリカ政府がいろいろな証拠を改ざんしている可能性については露ほども疑わないのはなぜでしょうか。例えば、WTCで旅客機のブラックボックスは見つかっていないのに、犯人のパスポートが見つかっていると言われていますが、本当だとすれば、だれだって変に思います。

●ウサマ・ビンラディンが「満足」の証言が出た(2008-08-12追記)

2008-07-25下野が「9.11被害に「満足」 直後にビンラディン容疑者」の見出しの記事を載せています。【ワシントン23日共同】からの記事です。以下のように書かれています。

国際テロ組織アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン容疑者の元運転手サリム・ハムダン被告の審理が23日、キューバのグアンタナモ米海軍基地の特別軍事法廷で開かれた。出廷した元米取調官は同被告の供述から得られた情報として、約三千人が死亡した2001年9月11日の米中枢同時テロ直後、同容疑者が被害の大きさに「満足していた」と証言した。米メディアが伝えた。
同法廷の審理でこうした供述内容が明らかにされるのは初めて。

注意してほしいのは、証言したのは、元運転手ではなく、取調官であるということです。伝聞証拠ですから、大した意味はありません。

「同法廷の審理でこうした供述内容が明らかにされるのは初めて。」には、笑ってしまいました。ほかの供述内容は明らかにしないのに、この情報だけ明らかにするのは、この情報が米政府に都合がよいからということになります。

上記のようにWikipediaには「ウサーマは当初事件への関与を否定していた。」と書かれています。ウサマが「被害の大きさに「満足していた」」のなら、なぜ事件への関与を否定したのでしょうか。ウサマがテロリストなら、自分たちを怖がらせることによって、自分たちの要求を通そうとするはずです。そのためには、事件を起こした後には犯行声明が必要です。ウサマが9.11の首謀者だとすると、彼が当初事件への関与を否定したことは不可解というほかありません。彼が関与していないから、関与を否定したということではないでしょうか。そう解釈しないと、彼が関与を否定した動機なり理由なりを説明する必要があります。

●ビル崩壊の説明になっていない

「ウィキペディア」からの引用として以下を紹介しています。正しく引用されていると言って良いでしょう。

ツインタワーは、ジェット旅客機のボーイング707が突入しても崩壊しないよう設計されていたはずだった(あくまで衝突のダメージのみを換算されていたものであり、ジェット燃料の延焼による火災のダメージは換算されていなかった)。だが、実際に高速で突入した同サイズのボーイング767によってビル上部は激しく損傷、漏れ出したジェット燃料は吹き抜けを通して下層階にまで達し、爆発的火災が発生した。次いで火災の熱による鉄骨の破断でタワーは強度を失い、9時59分に南棟が突入を受けた上部から砕けるように崩壊した。北棟も10時28分に南棟と同様、砕けるように崩壊した。かつて世界最高を誇ったツインタワーは両棟ともに完全に崩落するという大惨事に至った。

細かいことを言えば、「ウィキペディア」の書き方にはやや問題があります。飛行機のサイズはほぼ同じですが、設計段階では着陸時の事故を想定しいたことを無視しています。燃料の積載量が全く違う点を無視しています。したがって後に続く、カッコつきの、歯切れの悪い説明が必用になるのです。(あくまで衝突のダメージのみを換算されていたものであり、ジェット燃料の延焼による火災のダメージは換算されていなかった)。そして、ジェット燃料が流れ落ちたのは、一般的には「吹き抜け」ではなく「エレベータシャフト」といわれています。WTC タワーには、いわゆる「吹き抜け」はありません。次に、次いで火災の熱による鉄骨の破断でタワーは強度を失い は、資料を良く確かめていないようにも思えます。「破断」ではなく「破綻(failure、fall)」だと思います。つまり、温度の上昇で、鋼材の強度が下がり変形したという意味です。

しかし、複数の階わたり、ジェット燃料がビル内部にあった可燃物に火を付けた点、つまり、燃焼したのがジェット燃料だけではないことを忘れている店を除けば、大筋は間違った点はありません。飛行機の衝突による被害と、火災による被害が重なったということです。

次が、「ウィキペディア」に対する批判です。

"火災でビルが粉々に崩壊した事件は、前代未聞、世界初であり、物理学的に証明できていないようです。"

確かに、あのような大規模な事故は初めてでした。しかし、現在のような耐火構造の高層ビルが出来るまでには、いくつものビルが火災で崩壊していました。そのような失敗の経験からさまざまの工夫がされ、耐火構造の高層建築が可能になったのです。耐火構造の鉄の建物は耐火建築ですが、鉄の建物はそのままではは耐火建築ではありません。飛行機の衝突によって、はがれ易いアスベストなどの耐火被覆が無くなってしまったとすれば、タワーはもはや耐火建築ではなかったといえます。したがって崩壊の可能性は十分あったし、実際に崩壊した。そして、基本的に、これらの現象を検証するのは「物理学」ではなく、建築学や建築構造学です。その立場から、NIST がすでに報告書を出しています。

建築家や建築構造の専門家は設計段階で、崩壊しないように設計するのです。しかし、それは無条件ではなく、一定の範囲の条件のもとでは崩壊しないということです。したがって、条件が限度を上回ったり、初期の設計が期待した強度をビルが失った場合は崩壊もありうるわけです。

ツインタワーやWTC7が自由落下速度で崩壊したことの説明になっていません。

「NIST がすでに報告書を出しています。」と言われると、NIST(National Institute of Standards and Technologyの略。米国標準技術研究所とか(米国)標準技術局と訳されています。)がWTCの崩壊のメカニズムを科学的に解明したと思う人がいるかもしれませんが、それは違うと思います。PRISON PLANET.COMというサイトには、NISTは、9.11の犠牲者の遺族代表に「我々は、(タワーの)全崩壊について十分な説明を提供できていない」と言ったと書いてあります( NIST Admits Total Collapse Of Twin Towers Unexplainableと題するページ参照)。

NISTが自ら十分な説明になっていないと認める説明にmsq氏が納得してしまうのは、彼の思考が科学的でないことの証左ではないでしょうか。

●ペンタゴンで本が燃えていない

"ペンタゴンにも旅客機が突入したとされていますが、なぜ爆発的火災が発生しなかったのか疑問です。"

ペンタゴンでも衝突直後の爆発はおきていました。目撃証言が多数ありましたし、最近までに、いくつかのビデオ映像も公開されています。陰謀説の立場でも、爆発的な火災がなかったと主張する立場はないはずです。

爆発はあったでしょう。最初開いていた直径5メートル程度の小さな穴が爆発でだんだん大きくなってしまったようですから。しかも、1機の衝突なのに、建物の3箇所で穴が開いたようなのですから。しかし、ジェット燃料は所詮灯油ですから、大爆発が起きる方がおかしくないですか。

阿修羅のサイトの9.11のイカサマ ・・・ ペンタゴン激突画像はビデオではなくインチキ・アニメだったの一番下の写真を見ると木製家具や本が焼けずに写っており、大火災があったようには見えません。私はツインタワーで大火災があったとは思いませんが、公式見解がツインタワーで鉄を溶かすほどの火災があったと言うなら、ペンタゴンでもそれに匹敵する大火災がなければ釣り合わないということです。

msq氏は、「目撃証言が多数ありました」と、ここでは証言を重視しますが、911同時テロがテロリストの仕業ではないという話貴方は信じられますかというサイトのペンタゴン突入機の謎というページには、爆発物の使用を示唆する証言や飛行機の突入前に爆発音を聞いた、火薬のにおいがしたという証言もあるのに、こちらは無視ですか。ちなみにmsq氏は、自分のサイトで、WTCで警備員や消防士たちの地下で爆発音を聞いたという証言を聞き間違いとして片付けていますが、ご都合主義ではないでしょうか。証言の価値は恣意的に判断するのではなく、合理的に判断すべきです。

●WikipediaはWTC7の崩落原因を説明していない

"世界貿易センター7号棟の崩壊は、「北棟および南棟の崩落による影響で」起きたとされています。「影響で」「崩落した」と言われて納得する人がいるでしょうか。日本語版Wikipediaってこの程度のものなのでしょうか。"

「ウィキペディア」原文。

北棟および南棟の崩落による影響で、敷地内の他の4つのビルも崩落・炎上し、8時間後に敷地北隣の高層ビル・世界貿易センター7号棟もともに崩落。

「北棟および南棟の崩落による影響で」は、WTC複合施設のタワー以外の4つの建物について言っています。第7号棟(WTC7)については、8時間後に敷地北隣の高層ビル・世界貿易センター7号棟もともに崩落 としているだけで、「北棟および南棟の崩落による影響で」とは書いていません。事実としては、第1タワー(北タワー、WTC1)の崩壊によって生じた瓦礫の直撃で南の壁面から、最大でビル内部の中心近くまでに渡る損傷を生じ、同時に火災も発生していました。損傷を生じた後、消防局が測定したところビルが変形をはじめており、2次災害の人的被害を避けるため消火活動は放棄されました。

ダムの反対運動をされる方って"この程度のものなのでしょうか。" と言われてしまいますよ。

Wikipediaの記事の「北棟および南棟の崩落による影響で」は、「7号棟もともに崩落。」にまでかかると読むことも可能であるにもかかわらず、「WTC複合施設のタワー以外の4つの建物について言っています。」と断言できる根拠を示してください。

「北棟および南棟の崩落による影響で」という修飾節が「8時間後に敷地北隣の高層ビル・世界貿易センター7号棟もともに崩落。」にまでかかっていないという解釈は苦しいですね。msq氏の解釈が正しいなら、センテンスをつなげる必要はなかったはずです。「ともに崩落。」と書いてあるのですから、「北棟および南棟の崩落による影響で」は、センテンスの最後まで修飾すると解釈するのが自然です。

事実、msq氏もWTC1の崩落の影響でWTC7が崩壊したという説明をしているではありませんか。

要するに、msq氏は、前段ではWikipediaの記事の「北棟および南棟の崩落による影響で」が「7号棟もともに崩落。」を修飾していないと言いながら、後段では「北棟および南棟の崩落」が7号棟が崩落した原因となったという説明をしているわけで、支離滅裂です。「ダムの反対運動をされる方って"この程度のものなのでしょうか。" と言われてしまいますよ。」という中傷の言葉がそっくりご自分に返ってきてしまいます。

また、「北棟および南棟の崩落による影響で」という修飾節が「8時間後に敷地北隣の高層ビル・世界貿易センター7号棟もともに崩落。」にまでかかっていないという解釈が正しいならば、「8時間後」とは、いつから起算して8時間後なのか分からなくなりますし、Wikipediaは、WTC7の崩壊の理由を何も言っていないことになり、百科事典の記事としてあまりにも欠陥のある文章ということになってしまいます。

WTC1からWTC7に飛んだ瓦礫とは具体的には何ですか。その重量は何キログラムですか。WTC7の南の壁面からビルの中心部まで何メートルあるのですか。損傷はどの程度ですか。火災の原因は何ですか。WTC1からWTC7まで何メートル離れていますか。横倒しに崩壊したのではなく、上部の重さに耐えかねて崩れたツインタワーから水平方向に物体を飛ばす力はどこから来るのですか。msq氏の説明は客観的事実ですか。だれがしている説明ですか。そのようなことが分からなければ、科学的な説明とは言えないと思います。

●説明責任も情報公開も分かっていない

"9.11については、アメリカ政府の自作自演であるという説(いわゆる「陰謀説」)があります。第43代アメリカ大統領ジョージ・ウォーカー・ブッシュは、陰謀説はけしからんと言っているようです。アメリカ政府は、9.11はテロであると言い、陰謀説はアルカイダによるテロであることを否定します。どちらが正しいかをここで決めようとは思いませんが、アメリカ政府が分が悪いということは確実に言えます。なぜなら、陰謀説の誤りを証明するのは簡単なことであるにもかかわらず、アメリカ政府は証明をしようとしないからです。"

正確に言えば、陰謀説に関してはアメリカ政府はわざわざ証明する必要がないのです。したがって、陰謀説に関して、決してアメリカ政府が分が悪いわけではない。ただし、テロの防止対策が不完全であったことや、政府機関の連携がまずかったこと、そして幹部の「過失、失態」について責任を問われるべき点があることは否定しません。そして、それは、独立調査委員会によってある程度は調査され報告されています(陰謀説に反駁する必要がない以上、陰謀説論者の疑問に答えていないのは当然と言えます)。

なぜ証明する必用がないか。それは陰謀説からの主張や疑問には根拠がないからです。

アメリカ政府は、疑惑を晴らすための証明をする必要があります。空爆で罪のない人を数千人も殺害しており、アフガン戦争とイラク戦争で2006年までに69兆円の税金を費やしているのですから、立証責任は政府にあります。

msq氏は、民主主義の根幹である情報公開や説明責任について理解していないと思います。

msq氏は、「陰謀説に関してはアメリカ政府はわざわざ証明する必要がない」と書きますが、証明する必要があるかないかは政府ではなく、本来、主権者である国民が決めることです。

「陰謀説からの主張や疑問には根拠がない」というのは客観的事実ではありません。「根拠がない」かどうかだれが判断するのでしょうか。アメリカ政府やmsq氏がそう考えているにすぎません。「根拠がない」かどうかは検証してみなければ分からないと思います。議論とは真実の発見のためにするものですが、彼は最初から結論を持っているので、彼との議論は必然的に不毛になります。

それに対して多くの陰謀論者は、最初から結論を持っているわけではないと思います。正確に言えば、陰謀論者よりも懐疑論者が多いと思います。政府が疑惑を晴らせば、例えば、重しを乗せたビルの中で灯油を燃焼させると鉄骨が寸断されて、コンクリートが粉になって飛び散るという実験をやってくれれば、いわゆる陰謀論者は明日にでも公式見解擁護論に寝返るのではないでしょうか。クリントン前大統領のセックス・スキャンダルの究明に100億円かけたアメリカならそのぐらいの実験はできるはずです。

●ビデオを見せてくれ

ペンタゴン前の給油所で撮影されたビデオは、公表されています。しかし、機影は写っていませんでした。注意して欲しいのは、カメラが、飛行機の通過した場所をカバーしていなかったという点。また、ペンタゴンの東に位置する、ダブルツリーホテルのビデオも公開されています。これには、衝突後の爆発は写っていますが、機影はホテルとペンタゴンの間にある、インターステート395号線に隠れて見えません。それほど低空飛行だったということでしょう。2002年3月に、CNN が非公式に公表したビデオに辛うじて1コマのみ機影が写っていました。つまり。ここに書かれていることは、ビデオが公表されているという事実を無視しています。このような疑問に、答える必用はないはずです。

給油所とホテルで撮ったビデオを私にも見せてください。FBIが持っていったきり、返さないという話もありますが。http://rose.eek.jp/911/pentagon.htmlというサイトには、「近くのガソリンスタンドとホテルの監視カメラのビデオは没収されたまま公開されていない。」と書かれています。「CNN が非公式に公表したビデオ」も見せてください。

ちなみに、ペンタゴンに突っ込んだとされるボーイング757は、ラムズフェルド国防長官の執務室のある方向から飛んできて、ペンタゴンを回り込んで270度の急旋回をしてわざわざ彼の執務室とは反対側の補強工事をした壁に激突したとされています。

ペンタゴン突入機の謎というページには、「フライト77はHani・Hanjourが操縦したことになっていますが、彼はセスナの操縦も出来ないと飛行学校の教官が証言しています。 (NY Times 05/04/02, CBS 05/10/02)」と書かれています。

ペンタゴンに激突したときの速度は時速848kmとか852kmと言われています。

そこで質問です。セスナも操縦できないようなハニ・ハンジュールがなぜ時速848kmで超低空飛行ができたのか。270度の急旋回ができるのか。なぜわざわざラムズフェルドの執務室を避けたのか。

msq氏は、「ペンタゴン警備カメラの新映像 」というページで、超低空飛行ができたことについて、着陸ができれば超低空飛行ができると説明しますが、着陸時の速度とペンタゴンへの衝突時の速度が違うこと、ハニ・ハンジュールがボーイングの操縦などできないことを度外視していると思います。

(文責:事務局)
9.11に触れると言論弾圧を受ける(その2)へ
フロントページへ>その他の話題へ>このページのTopへ