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鹿沼市は、合併後の鹿沼市上水道に関する水需要量の推計において、1日最大給水量を2025年に38,971m3としていますが、過大な推計と思われます。
では、過大でない推計をすると、1日最大給水量はどういう数字になるのでしょうか。次のような条件を設定します。
○鹿沼市分の将来推計人口を人口問題研究所の推計人口に置き換える。
○上水道普及率は、百歩譲って鹿沼市が推計した数字を用いる。
○1人1日有収水量を鹿沼市推計同様、過去10年間の平均値290.5L/人日を用い、2005年度以降固定する。
○有収率は、79.5%で2005年度以降固定する。
○負荷率は、83%で2005年度以降固定する。
すると、1日最大給水量は2020年度に34,930m3/日がピークとなります。鹿沼市1日最大給水量のグラフ(PDFファイル68KB)をご覧ください。1995年度の1日最大給水量は、35,621m3/日を記録しており、現有給水施設処理能力(38,100m3/日)で足りることになります。
さらに、上記条件のうち、1人1日有収水量を最近の過去5年間の平均値284L/人日を用い、2005年度以降固定するとして計算すると、ピークの需要量(1日最大給水量)は2020年度に34,149m3/日となります。鹿沼市1日最大給水量のグラフその2(PDFファイル68KB)をご覧ください。今後、節水機器の普及により1人1日有収水量は減少すると思われますから、1人1日有収水量の推計において最近5年間の平均値を用いることに合理性があると思います。
とにかく、人口推計さえある程度まともにやれば、表流水を必要とするほど水需要が伸びることはないということです。