フロントページ  プロフィール 鹿沼市の特徴
鹿沼市の人口鹿沼市の水道思川開発事業(南摩ダム)
東大芦川ダムその他のダムその他の話題


TOTOも超節水トイレを開発した

2006-6-17

●TOTOも国内市場へ6リットル型トイレ投入

INAXが超節水型トイレを発売したことは、INAXが超節水トイレを開発したで既にお知らせしましたが、衛生陶器最大手のTOTOも遂に6リットル型トイレを国内市場に投入します。朝日新聞は、次のように報道しています。

2006年6月15日付け朝日新聞
トイレ、節水戦争 大手2社、6リットル型に

 衛生陶器最大手のTOTOが8月、従来の一般品の半分以下にあたる6リットルで洗浄できる超節水型トイレを国内で発売する。国内市場への6リットル型投入はライバルのINAXが4月に先行、シェア拡大を図っている。節水機能をめぐるトイレ商戦は激しさを増している。
 トイレの洗浄水量では、これまではTOTOが先手を打ってきた。13リットルが主流だった94年にTOTOが主力品で10リットル型を出すとINAXが98年に追随し、99年にTOTOが8リットルに減らすとINAXも01年に実現した。
 今度はINAXが一足先に6リットル型の「ECO6(エコシックス)」を発売。13リットル型と比べると4人家族なら2日で浴槽1杯分の節水が可能で、年間1万2000円の節約になる。タンクの水位を高めて落差によるエネルギーを増し、水流を調整して洗浄力を確保した。新築住宅用便器の8割を一挙に6リットル型に切り替え、今年度は前年度比2割増の60万台の販売を目指す。
 米国では90年代に洗浄水量を6リットル以下とする規制が施行されたため、TOTOは6リットル型を開発して米国でのシェアを伸ばした実績が既にある。ただ、国内での6リットル化には時間をかけた。
(以下略)

●水需要が増える要素はない

衛生陶器の二大メーカーがそろって超節水型便器を販売することになりました。朝日の記事によれば、「家庭での水利用の約4分の1はトイレで使うとされる。」そうです。今後、日本の人口が減少していく中で、新築・改築家屋の便器は、6リットル型に置き換えられていくでしょうから、水需要が増える見込みはありません。事情は、栃木県でも鹿沼市でも同じです。

栃木県(企画部水資源対策室)では、「本県の水道用水は今後も増加が見込まれている。」(「自治とちぎ」2005年12月号8ページ)と言っていますが、誤った見方だと思います。

鹿沼市の水道へ>このページのTopへ