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給水計画は1日最大給水量を基準とすべきか

2006-2-21

●西方町では1日最大給水量=給水能力

給水計画は、1日最大給水量を基準として給水能力を確保するように立てるのが一般的です。それが常識のようになっています。国の外郭団体が作成している「水道施設設計指針」にもそう書いてあります。鹿沼市の水道事業計画でもそうしています。

しかし、栃木県西方町では、このグラフ(PDFファイル64KB)のとおり1日最大給水量と給水能力がほぼ等しくなっています。(これまでの水需要推計というものは、たいてい外れているものですが、西方町による1日最大給水量の推計は珍しくほぼ当たっています。)西方町の給水能力は、20年来4060m3/日です。1日最大給水量は、1997年度には3921m3/日、2003年度には3906m3/日を記録しています。それでも西方町の水道当局であわてているという話は聞きません。どうしてでしょうか。

●西方町では給水能力が1日平均給水量の2倍あった

西方町の給水能力と1日平均給水量の関係を見ると、このグラフ(PDFファイル64KB)のとおり、給水能力が1日平均給水量の約2倍ありました。1日平均給水量は、1996年度の2175m3/日が最高です。給水能力の5割強にすぎません。西方町の水道当局があわてないわけが分かった気がします。

●1日最大給水量を基準に給水計画を立てるのをやめよう

1日最大給水量が給水能力にほぼ追いついても問題がないのなら、1日最大給水量を基準に水源を確保するのをやめてもよいのではないでしょうか。

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